同期モデル展開ウィザードでは、次の 2 つの方法で統合データベースに展開できます。

• Mobile Link システムテーブルにデータを追加し、必要なシャドウテーブル、カラム、トリガー、ストアドプロシージャーを作成することで、同期モデルを統合データベースに直接適用します。
• 同じ変更内容をすべて含む UTF-8 でエンコードされたファイルとバッチファイルを作成して、統合データベースに対して SQL ファイルを実行します。このファイルは、いつでも確認、変更、実行することができます。結果は変更を直接適用する場合と同じです。

 ♦ SQL ファイルからの統合データベースの展開

既存のリモートデータベースを使用するか、ウィザードでリモートデータベースを作成できます。ウィザードでは、リモートデータベースを直接作成するか、または、リモートデータベースを作成または更新するために実行する、UTF-8 でエンコードされた SQL ファイルとバッチファイルを作成できます。

ウィザードでは、モデルで指定したデータベース所有者を使用して、デフォルトのデータベースオプションでリモートデータベース (SQL Anywhere または Ultra Light) が作成されます。また、同期モデル展開ウィザードを使用しないでカスタム設定でリモートデータベースを作成し、ウィザードを使用して必要なリモートテーブルを追加するか、すでにリモートテーブルがある既存のリモートデータベースに展開することもできます。

 ♦ SQL ファイルからのリモートデータベースの展開

ウィザードでは、次のバッチファイルを作成できます。

• 指定するオプションで Mobile Link サーバーを実行するバッチファイル
• SQL Anywhere のリモートデータベースの場合、指定するオプションで dbmlsync を実行するバッチファイル
• Ultra Light のリモートデータベースの場合、指定するオプションで ulsync を実行するバッチファイル。ulsync は、同期のテストに使用されるので、正常に機能する Ultra Light アプリケーションがない場合に初めて同期するときに役立ちます。
• 同期モデルにサーバー起動同期を設定する場合は、同期モデル展開ウィザードで Notifier と Mobile Link Listener を実行するバッチファイルも作成できます。

 ♦ モデルの展開