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SQL Anywhere 12.0.1 » Mobile Link クイックスタート » Mobile Link チュートリアル » チュートリアル:Adaptive Server Enterprise 統合データベースと Mobile Link の使用

 

レッスン 9:リモート ID の設定

このレッスンは、受講者がこれまでのすべてのレッスンを終了していることを前提としています。 レッスン 1:スキーマの設計を参照してください。

リモートスキーマでは、各リモートデータベースは 1 軒の書店を表しています。作成した同期スクリプトに含まれている論理により、Mobile Link サーバーはリモートデータベースのリモート ID に基づいてデータのサブセットをダウンロードします。データベースのリモート ID は有効な書店識別子の値に設定する必要があります。

リモートデバイスが最初に同期する際に、書店 (ここでは Thoreau Reading Discount Chain) に関するすべての情報がダウンロードされるため、この手順は最初の同期の前に完了している必要があります。

 ♦ リモート ID の有効な書店識別子への設定
  1. 有効な書店識別子を選択します。

    1. Adaptive Server Enterprise の iSQL を使用して、pubs2 データベースに sa として接続します。コマンドプロンプトで、次のコマンドをすべて 1 行に入力して実行します。

      isql
      -U sa
      -P your-password-for-sa-account
      -D pubs2

      Adaptive Server Enterprise にリモートでアクセスしている場合は、-S オプションでサーバー名を指定します。

    2. stores テーブルで有効な書店識別子のリストを表示するには、次の文を実行します。

      SELECT * FROM stores

      このチュートリアルでは、リモートデータベースは Thoreau Reading Discount Chain という名前の書店を表しています。書店識別子は 5023 です。

    3. iSQL を終了するには、次のコマンドを実行します。

      exit
  2. データベースのリモート ID を 5023 に設定するには、次のコマンドをすべて 1 行で入力して実行します。

    dbisql
        -c "SERVER=remote_eng;DBN=remote_db;UID=DBA;PWD=sql"
        "SET OPTION PUBLIC.ml_remote_id='5023'"
    • dbisql   SQL Anywhere データベースに対して SQL コマンドを実行するためのアプリケーション。

    • eng   データベースサーバー名として remote_eng を指定します。

    • dbn   データベース名として remote_db を指定します。

    • uid   リモートデータベースへの接続に使用するユーザー名を指定します。

    • pwd   リモートデータベースへの接続に使用するパスワードを指定します。

    • SET OPTION PUBLIC.ml_remote_id='5023'   リモート ID を 5023 に設定するための SQL コマンド。

  3. レッスン 10:同期に進みます。

 参照