このレッスンは、受講者がこれまでのすべてのレッスンを終了していることを前提としています。 レッスン 1:スキーマの設計を参照してください。
このレッスンでは、リモートクライアントを初めて同期します。この作業は dbmlsync ユーティリティで行います。dbmlsync はリモートデータベースに接続して Mobile Link サーバーにより認証されると、リモートデータベースのパブリケーションに基づいてリモートデータベースと統合データベースの同期に必要なすべてのアップロードとダウンロードを実行します。
コマンドプロンプトで次のコマンドを実行します。
dbmlsync -c "SERVER=remote_eng;DBN=remote_db;UID=DBA;PWD=sql" -n sync_oracle_publication -u oracle_remote -mp oracle_pass |
dbmlsync 同期アプリケーション。
SERVER リモートデータベースサーバー名を指定。
DBN リモートデータベース名を指定。
UID リモートデータベースへの接続に使用するユーザー名を指定します。
PWD リモートデータベースへの接続に使用するパスワードを指定します。
sync_oracle_publication 同期の実行時に使用するリモートデバイスのパブリケーション。(このパブリケーションは[同期モデル作成ウィザード] で作成されています。)
oracle_remote Mobile Link サーバーによる認証に使用するユーザー名。
oracle_pass Mobile Link サーバーによる認証に使用するパスワード。
SQL Anywhere Mobile Link クライアントのメッセージウィンドウに同期の進行状況が表示されます。このコマンドが正常に実行されると、dbmlsync アプリケーションによりリモートデータベースに統合データベースの情報のサブセットが格納されます。
同期が失敗した場合は、dbmlsync アプリケーションに渡す接続情報、および Mobile Link ユーザー名とパスワードを確認します。それでも失敗する場合は、使用したパブリケーション名を確認し、統合データベースと Mobile Link サーバーが実行中であることを確認します。また、同期ログ (サーバー、クライアントとも) の内容を確認することもできます。
別のコンピューターにある dbmlsync アプリケーションを Mobile Link サーバーから実行している場合、Mobile Link サーバーのロケーションを指定する引数を渡す必要があります。
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