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SQL Anywhere 12.0.1 » Mobile Link クイックスタート » Mobile Link チュートリアル » チュートリアル:Mobile Link の概要

 

レッスン 12:Mobile Link モニターを使用した競合スクリプトの検証

このレッスンは、受講者がこれまでのすべてのレッスンを終了していることを前提としています。 レッスン 1:Mobile Link 統合データベースの設定を参照してください。

このレッスンでは、クライアントデータベース上の同じローを更新することで競合を生成し、前のレッスンで開始した Mobile Link モニターを使用して競合を検出します。

このシナリオでは、両方のクライアントは、在庫数 10 個の Screwmaster Drill から開始します。1 番目のクライアントは 3 個を販売し、リモートデータベースを更新してから、統合データベースと同期します。2 番目のクライアントは 4 個を販売し、リモートデータベースを更新してから、統合データベースと同期します。2 番目のクライアントは、統合データベースに 6 の値が入っていると想定しているので、1 番目の販売によって競合が発生します。この競合が発生したときに、Mobile Link サーバーはこの競合を解決します。

 ♦ 更新の競合の生成と Mobile Link モニターでの検出
  1. チャートスクロールの一時的停止を解除します。

    [モニター]  » [チャートスクロールの一時停止] をクリックします。

  2. sync_mlintro_remote データベースに接続していない場合は、Interactive SQL から接続します。

    次のコマンドを実行します。

    dbisql -c "SERVER=sync_mlintro_remote;UID=DBA;PWD=sql"
  3. Screwmaster Drill の在庫数を 7 個に更新します。

    次の SQL 文を実行します。

    UPDATE Product SET quantity = 7
        WHERE name ='Screwmaster Drill';
    
    COMMIT;
  4. sync_mlintro_remote データベースと統合データベースを同期します。

    次のコマンドを実行します。

    dbmlsync -c "SERVER=sync_mlintro_remote;UID=DBA;PWD=sql" -v+

    統合データベースで、Screwmaster Drill の在庫数が 7 個に更新されます。

  5. クライアント同期ウィンドウを閉じます。

    [シャットダウン] をクリックします。

  6. sync_mlintro_remote2 データベースに接続していない場合は、Interactive SQL から接続します。

    次のコマンドを実行します。

    dbisql -c "SERVER=sync_mlintro_remote2;UID=DBA;PWD=sql"
  7. Screwmaster Drill の在庫数を 6 個に更新します。

    UPDATE Product SET quantity = 6
        WHERE name ='Screwmaster Drill';
    
    COMMIT;
  8. sync_mlintro_remote2 データベースと統合データベースを同期します。

    次のコマンドを実行します。

    dbmlsync -c "SERVER=sync_mlintro_remote2;UID=DBA;PWD=sql" -v+

    統合データベースで、Screwmaster Drill の在庫数が 3 個に更新されます。

  9. クライアント同期ウィンドウを閉じます。

    [シャットダウン] をクリックします。

  10. Mobile Link モニターに切り替えて、同期の結果を確認します。

  11. チャートスクロールを一時的に停止します。

    [モニター]  » [チャートスクロールの一時停止] をクリックします。

  12. Mobile Link モニターの [概要] ウィンドウ枠 (一番下のウィンドウ枠)、[チャート] ウィンドウ枠、[使用率グラフ] ウィンドウ枠、[詳細テーブル] を使用して、同期についての統計情報を確認します。

    1. Mobile Link モニターの [概要] ウィンドウ枠で同期を見つけます。更新の競合を発生させた sync_mlintro_remote2 の同期は、赤で表示されます。

    2. [チャート] ウィンドウ枠で sync_mlintro_remote2 の同期を表示するには、[概要] ウィンドウ枠内の同期オブジェクトをクリックしてドラッグします。

      conflict_detected ウォッチ用に指定したパターンが適用された状態で、同期オブジェクトが表示されます。

    3. 同期の詳細を確認するには、ズームツールを使用します。

      [表示] » [ズームイン] を選択します。

    4. 同期オブジェクトまたは [詳細テーブル] ウィンドウ枠の対応するローをダブルクリックして同期プロパティを表示してから、[アップロード] タブをクリックして競合更新の数を確認します。

  13. レッスン 13:SQL Anywhere モニターでの Mobile Link リソースのモニターに進みます。

 参照