このレッスンは、受講者がこれまでのすべてのレッスンを終了していることを前提としています。 レッスン 1:Mobile Link 統合データベースの設定を参照してください。
このレッスンでは、スキーマが Mobile Link サーバーにキャッシュされるように同期を実行します。シミュレートされたクライアント情報ファイルを作成し、シミュレートされたクライアントで Mobile Link プロトコル情報をリプレイします。シミュレートされたクライアント情報ファイルは、記録されたプロトコルを、複数のシミュレートされたクライアント間で同時にリプレイするときにだけ必要です。
次のコマンドを実行して、remote データベースを同期します。
dbmlsync -c "SERVER=remote;UID=DBA;PWD=sql" -ot remote3.mls -e "sv=MLReplayDemo;scn=on" -v+ |
次の表は、使用されている各 dbmlsync オプションを説明しています。
オプション | 説明 |
---|---|
-c | 接続文字列を指定します。 |
-ot | メッセージのログの記録先ファイルを指定します。 |
-e | 同期するスクリプトバージョンを指定すると、そのカラム名は mlreplay で使用するためにアップロードに送信されます。 |
-v+ | ログを取る対象となる情報を指定します。-v+ を使用して、最大冗長ロギングをオンに設定します。 |
同期が成功したことを示す出力画面が表示されます。SQL ベースの同期によって、クライアントの T1 テーブル内のローが、統合データベース内の T1 テーブルに転送されました。
mlreplay ユーティリティで使用するために、シミュレートされたクライアント情報ファイルを作成します。
新しいテキストファイルを作成して、表示されているように次のカンマ区切りリストに書き込みます。
mlreplay1,,1, mlreplay2,,2, mlreplay3,,3, mlreplay4,,4, mlreplay5,,5, mlreplay6,,6, mlreplay7,,7, mlreplay8,,8, mlreplay9,,9, mlreplay10,,10, |
作業ディレクトリに、そのファイルを mlreplay.csv として保存します。
クライアント情報ファイルは、10 個のリモートクライアントをシミュレートするために使用できます。
シミュレートされクライアントで、記録した同期をリプレイします。
次のコマンドを実行します。
mlreplay -ap -x tcpip -ot mlreplay.mls -sci mlreplay.csv recorded_protocol_mlreplay_svr_2.mlr |
次の表は、使用されている各オプションを説明しています。
オプション | 説明 |
---|---|
-ap | mlreplay ユーティリティによって Mobile Link サーバー上で進行オフセット不一致警告が生成されないように、リプレイセッションでリプレイされている同期の進行を調整します。 |
-x | 同期要求を受信するために使用するプロトコルを設定します。 |
-ot | メッセージのログを取るファイルを指定します。 |
-sci | クライアント情報ファイルのロケーションを指定します。 |
mlreplay ユーティリティは、recorded_protocol_mlreplay_svr_2.mlr という記録されたプロトコルファイルに、接続の開始から接続の最後までの情報を格納します。
テキストエディターでログファイルを開き、Mobile Link リプレイの結果を確認します。
クリーンアップに進みます。
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