MobileLink でサポートされている任意の統合データベースを CustDB 統合データベースとして使用できます。
SQL Anywhere 12 CustDB 統合データベースは、%SQLANYSAMP12%\UltraLite\CustDB\custdb.db にあります。SQL Anywhere 12 CustDB という DNS はインストール環境に含まれています。
このデータベースは、%SQLANYSAMP12%\UltraLite\CustDB\makedbs.cmd ファイルを使用して再構築できます。
CustDB サンプルの作りを詳しく調べるには、%SQLANYSAMP12%\MobiLink\CustDB\custdb.sql ファイルを参照してください。
次の SQL スクリプトを使用すると、サポートされている RDBMS のいずれかで、CustDB 統合データベースを構築できます。これらのスクリプトは、%SQLANYSAMP12%\MobiLink\CustDB にあります。
RDBMS | CustDB 設定スクリプト |
---|---|
Adaptive Server Enterprise | custase.sql |
SQL Server | custmss.sql |
Oracle | custora.sql |
DB2 LUW | custdb2.sql |
MySQL | custmys.sql |
統合データベースとして使用するデータベースを準備する方法の詳細については、統合データベースの設定を参照してください。
次の手順を実行すると、サポートされている各 RDBMS 用の CustDB 統合データベースが作成されます。
使用している RDBMS でデータベースを作成します。
以下の SQL スクリプトのいずれかを実行して Mobile Link システムオブジェクトを追加します。これらのスクリプトは、SQL Anywhere 12 インストール環境の MobiLink\setup サブフォルダーにあります。
Adaptive Server Enterprise 統合データベースの場合は、syncase.sql を実行します。
MySQL 統合データベースの場合は、syncmys.sql を実行します。
Oracle 統合データベースの場合は、syncora.sql を実行します。
SQL Server 統合データベースの場合は、syncmss.sql を実行します。
以下の SQL スクリプトのいずれかを実行して、サンプルユーザーテーブル、ストアドプロシージャー、Mobile Link 同期スクリプトを CustDB データベースに追加します。これらは、%SQLANYSAMP12%\MobiLink\CustDB にあります。
Adaptive Server Enterprise 統合データベースの場合は、custase.sql を実行します。
MySQL 統合データベースの場合は、custmys.sql を実行します。
Oracle 統合データベースの場合は、custora.sql を実行します。
SQL Server 統合データベースの場合は、custmss.sql を実行します。
クライアントコンピューター上で、データベースを参照する CustDB という ODBC データソースを作成します。
[スタート] » [プログラム] » [SQL Anywhere 12] » [管理ツール] » [ODBC データソースアドミニストレーター] を選択します。
[追加] をクリックします。
リストから適切なドライバーを選択します。
[完了] をクリックします。
この ODBC データソースに CustDB という名前を付けます。
[ログイン] タブをクリックします。データベースの [ユーザー ID] と [パスワード] を入力します。
DB2 LUW サーバー上に CustDB という統合データベースを作成します。
デフォルトのテーブル領域 (通常は USERSPACE1) が 8 KB ページを使用することを確認します。
デフォルトのテーブル領域が 8 KB ページを使用しない場合は、次の手順を行います。
1 つ以上のバッファープールに 8 KB ページがあることを確認します。ない場合は、8 KB ページのバッファープールを作成してください。
8 KB ページのある新しいテーブル領域とテンポラリテーブル領域を作成します。
詳細については、DB2 LUW のマニュアルを参照してください。
以下のように、MobiLink\setup\syncdb2.sql ファイルを使用して、Mobile Link システムオブジェクトを DB2 LUW 統合データベースに追加します。
syncdb2.sql ファイルの先頭にある接続コマンドを変更します。DB2Database を、お使いのデータベース名 (またはそのエイリアス) に置き換えます。この例では、このデータベースを CustDB と呼びます。以下に示すように、DB2 のユーザー名とパスワードを追加することもできます。
connect to CustDB user userid using password ~ |
サーバーまたはクライアントコンピューターで、DB2 LUW コマンドウィンドウを開きます。次のコマンドを入力して syncdb2.sql を実行します。
db2 -c -ec -td~ +s -v -f syncdb2.sql |
データテーブル、ストアドプロシージャー、Mobile Link 同期スクリプトを CustDB データベースに追加します。
必要に応じて、custdb2.sql の接続コマンドを変更します。たとえば、以下に示すように、ユーザー名とパスワードを追加できます。userid と password を、使用するユーザー名とパスワードに置き換えてください。
connect to CustDB user userid using password |
サーバーまたはクライアントコンピューターで、DB2 コマンドウィンドウを開きます。
次のコマンドを入力して custdb2.sql を実行します。
db2 -c -ec -td~ +s -v -f custdb2.sql |
処理が完了したら、次のコマンドを入力してコマンドウィンドウを閉じます。
exit |
DB2 LUW クライアント上で、DB2 LUW データベースを参照する CustDB という ODBC データソースを作成します。
ODBC データソースアドミニストレーターを起動します。
[スタート] » [プログラム] » [SQL Anywhere 12] » [管理ツール] » [ODBC データソースアドミニストレーター] を選択します。
[ODBC データソースアドミニストレーター] が表示されます。
[ユーザー DSN] タブで、[追加] をクリックします。
[データソースの新規作成] ウィンドウで、DB2 LUW データベース用の ODBC ドライバーを選択します。たとえば、IBM DB2 UDB ODBC ドライバーを選択します。[完了] をクリックします。
ODBC ドライバーの設定方法については、次のマニュアルを参照してください。
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