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SQL Anywhere 12.0.1 » QAnywhere » QAnywhere テクノロジ » QAnywhere アーキテクチャー

 

アプリケーション間メッセージングのシナリオ

アプリケーション間メッセージングは、ローカルメッセージストアとして動作する SQL Anywhere データベースを介してメッセージを転送するアプリケーションで構成されます。メッセージは、アプリケーションからデータベースへの接続を介して、アプリケーション間で転送されます。次の図は、2 つのアプリケーションがローカルメッセージストアを使用してアプリケーション間でメッセージを転送する一般的なシナリオを示しています。

ローカルメッセージストア用の QAnywhere アーキテクチャー

このアーキテクチャーは、以下のコンポーネントで構成されています。

  • ローカルメッセージストア   メッセージは、SQL Anywhere データベースに格納されます。データベースは、ローカルメッセージストアとして設定する必要があります。

  • QAnywhere Agent   QAnywhere Agent は、メッセージ転送を管理します。この処理は QAnywhere アプリケーションから独立しています。

  • QAnywhere アプリケーション   QAnywhere C++、Java、または .NET API を使用して作成されたアプリケーションから、メッセージを送受信するためのメソッドが呼び出されます。クライアントアプリケーションで使用される基本オブジェクトは QAManager です。

メッセージの送信と受信は、SQL Anywhere データベースに接続されている QAnywhere アプリケーションによって行われます。メッセージは、アプリケーションがメッセージ転送を開始するまで取り出されません。QAnywhere アプリケーションは、「ポリシー」に基づいて、メッセージ転送を実行するタイミングを決定します。ポリシーには、オンデマンド、自動、スケジュール済み、カスタムがあります。オンデマンドポリシーでは、ユーザーがメッセージ転送を制御できます。自動ポリシーでは、クライアントとの間でメッセージの配信準備が行われるたびにメッセージの転送が開始されます。カスタムポリシーでは、転送ルールを使用してメッセージ転送に詳細な制御を追加します。

 参照