TestMessage は、QAnywhere を使用してテキストメッセージを送受信する簡単なアプリケーションです。このチュートリアルでテキストメッセージを使用するのは、メッセージングのデモ用として簡単で理解しやすいからです。実際には、QAnywhere は、単なるテキストメッセージングシステムではなく、汎用のアプリケーション間メッセージングを実現できるシステムです。
このレッスンでは、クライアント側でアクティビティを行います。通常、クライアントはサーバーとは別のコンピューター上で動作します。
このレッスンでは、TestMessage サンプルに含まれているクライアントメッセージストアを開始します。レッスン 3 では、このメッセージストアを使用して、メッセージを別のクライアントメッセージストアに送信します。
[スタート] » [プログラム] » [SQL Anywhere 12] » [QAnywhere] » [SQL Anywhere を使用するチュートリアル] » [SQL Anywhere 用 QAnywhere Agent - saclient1] をクリックします。
QAnywhere Agent は TestMessage の最初のサンプルクライアントメッセージストアに接続し、そのメッセージストア間とのメッセージ転送を管理します。
最初の QAnywhere Agent ウィンドウを画面右側に移動します。
次の手順に進む前に、QAnywhere Agent の最初のインスタンスが起動するまで数秒待機する必要があります。
[スタート] » [プログラム] » [SQL Anywhere 12] » [QAnywhere] » [SQL Anywhere を使用するチュートリアル] » [SQL Anywhere 用 QAnywhere Agent - saclient2] をクリックします。
2 番目の QAnywhere Agent が起動し、TestMessage の 2 番目のサンプルクライアントメッセージストアに接続し、そのメッセージストア間とのメッセージ転送を管理します。
2 番目の QAnywhere Agent ウィンドウを画面左側に移動します。
[スタート] » [プログラム] » [SQL Anywhere 12] » [QAnywhere] » [SQL Anywhere を使用するチュートリアル] » [TestMessage -- saclient1] をクリックします。
[saclient1 - TestMessage] ウィンドウを画面右側に移動します。
[saclient1 - TestMessage] ウィンドウで、[Tools] » [Options] をクリックします。
testmessage が [Queue name used to listen for incoming messages] フィールドに表示されていることを確認します。[Cancel] をクリックします。
[スタート] » [プログラム] » [SQL Anywhere 12] » [QAnywhere] » [SQL Anywhere を使用するチュートリアル] » [TestMessage -- saclient2] をクリックします。
[saclient2 - TestMessage] ウィンドウを画面左側に移動します。
[saclient2 - TestMessage] ウィンドウで、[Tools] » [Options] をクリックします。
testmessage が [Queue name used to listen for incoming messages] フィールドに表示されていることを確認します。[Cancel] をクリックします。
QAnywhere Agent のメッセージモニタリングの方法を設定するには、メッセージ転送ポリシーを設定します。このサンプルでは、自動ポリシーまたはスケジュール設定ポリシーだけを使用できます。QAnywhere Agent は自動ポリシーを使用して起動します。QAnywhere のポリシーは次のとおりです。
スケジュール設定 このポリシー設定は、メッセージを定期的に転送するように QAnywhere Agent に指示します。転送間隔が指定されなかった場合、デフォルトの 15 秒間隔になります。
自動 これはデフォルトのポリシー設定です。QAnywhere Agent は、メッセージがクライアントメッセージストアとの間で配信できる準備ができた時点で転送を行います。
オンデマンド このポリシーを設定すると、QAnywhere Agent はメッセージを転送するようにアプリケーションから指示が出された場合にだけ、転送を行います。
カスタム このモードでは、ルールセットを設定して、より複雑な転送動作を指定できます。
QAnywhere メッセージは QAnywhere アドレス宛に配信されます。QAnywhere アドレスは、クライアントメッセージストア ID とキュー名から成ります。デフォルトの ID は、QAnywhere Agent が動作しているコンピューターの名前です。メッセージストアごとに、独自の QAnywhere Agent が必要です。各アプリケーションは、複数のキューで受信することができます。ただし、各キューは 1 つのアプリケーションに割り当てられている必要があります。
レッスン 3:メッセージの送信に進みます。
![]() |
DocCommentXchange で意見交換できます
|
Copyright © 2012, iAnywhere Solutions, Inc. - SQL Anywhere 12.0.1 |