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SQL Anywhere 12.0.1 » SQL Anywhere 12 変更点とアップグレード » バージョン 12.0.0 の新機能 » 管理ツールの新機能

 

Interactive SQL の動作の変更と廃止予定機能

次に、バージョン 12.0.0 で導入された Interactive SQL の変更点を示します。

  • 32 ビットと 64 ビットのコンピューターがサポートされています。  

    • Interactive SQL の 32 ビットバージョンと 64 ビットバージョンの両方を同じコンピューターにインストールできるようになりました。

  • Windows のデフォルトエンコードの変更   次の変更は、たとえば、英語版の Windows XP コンピューターで ANSI エンコードと OEM エンコードが異なる場合に、Windows コンピューターでコンソールアプリケーションとして稼働している Interactive SQL (ウィンドウベースのユーザーインターフェイスは使用しない) に適用されます。

    1. 以前は、Interactive SQL をコンソールアプリケーションとして実行する場合、ENCODING 句が明示的に指定されていないと、INPUT 文と READ 文では OEM エンコード (英語版の Windows XP コンピューターの cp437) を使用してファイルがエンコードされていると見なされました。同様に、OUTPUT 文では OEM エンコードを使用してファイルが出力されました。

      Interactive SQL をコンソールアプリケーションとして実行する場合、INPUT 文と READ 文では、ANSI エンコード (英語版の Windows XP コンピューターの cp1252) を使用してファイルがエンコードされていると見なされるようになりました。同様に、OUTPUT 文では ANSI エンコードを使用してファイルが出力されます。

      OEM エンコードを使用するファイルをコマンドプロンプトから処理するには、エンコードを明示的に指定する必要があります。次に例を示します。

      dbisql READ ENCODING 'cp437' myfile.sql
    2. 以前は、Interactive SQL をコンソールアプリケーションとして実行した場合、ANSI エンコード (英語版の Windows XP コンピューターの cp1252) を使用するコマンドプロンプトとの間で結果の書き込み/読み込みが行われていたため、拡張文字が正しく表示されないことがありました。

      Interactive SQL をコンソールアプリケーションとして実行した場合、OEM エンコード (英語版の Windows XP コンピューターの cp437) を使用するコマンドプロンプトとの間で結果の書き込み/読み込みが行われるようになりました。

    default_isql_encoding オプション [Interactive SQL]を参照してください。

  • CLEAR 文、[クリア] メニュー項目、[Esc] キーの変更   CLEAR 文を実行すると、開いているすべての結果セットが閉じ、[SQL 文] ウィンドウ枠の内容はそのままとなります。CLEAR 文 [Interactive SQL]を参照してください。

    また、[編集] » [結果を閉じる] メニュー項目を使用することは、CLEAR 文を実行することと同じであり、開いているすべての結果セットが閉じ、SQL 文のウィンドウ枠の内容はそのままとなります。

    SQL 文のウィンドウ枠の内容をクリアするために使用する [編集] » [クリア] メニュー項目は削除されました。その結果、[クリア] メニュー項目のキーボードショートカットである [Esc] キーも削除されました。デフォルトでは、[Esc] キーを押しても、何も起こらなくなりました。

    ただし、[SQL 文] ウィンドウ枠の内容をクリアし、開いている結果セットを閉じるように [Esc] キーを設定できます。[ツール] » [オプション] » [互換性] をクリックし、[Esc キーを押すと、SQL 文がクリアされ、結果セットが閉じます。] をクリックします。

  • -codepage オプションが削除された   Interactive SQL に特定のコードページを含むファイルを読み込ませる場合、INPUT 文、OUTPUT 文、または READ 文の ENCODING 句を使用してください。-codepage オプションはソフトウェアから削除されました。次の項を参照してください。

  • SET OPTION 文 [Interactive SQL] の変更   以前は、オプションを設定するための SET OPTION 文で値を指定しなかった場合、オプションは Off に設定されました。オプション値を省略した場合に、指定したオプションがデフォルト値に設定されるようになりました。この変更は、auto_commit、auto_refetch、bell、commit_on_exit、echo の各オプションに適用されます。SET OPTION 文 [Interactive SQL]を参照してください。

  • OUTPUT 文の変更   結果を TEXT ファイルに出力する場合、WITH COLUMN NAMES 句を使用して、カラム名をファイルの先頭に挿入できます。OUTPUT 文 [Interactive SQL]を参照してください。

  • INPUT 文の変更   INPUT 文で TEXT ファイルから行を挿入する場合、SKIP 句を使用して、ファイルの先頭から指定の行数を省略できるようになりました。INPUT 文 [Interactive SQL]を参照してください。

  • READ キーワードが不要になった   コマンドプロンプトから Interactive SQL を実行する場合、実行する .sql ファイルを指定するときに READ キーワードがオプションになりました。.sql ファイルにパラメーターが必要な場合は、ファイル名の後にパラメーターを指定します。

    たとえば、次の 2 つのコマンドは同じです。

    READ キーワードを指定する READ キーワードを指定しない
    READ file.sql parm1
    file.sql parm1

    Interactive SQL ユーティリティ (dbisql)を参照してください。

  • Microsoft Excel ODBC ドライバーのサポートの改善   次に、Microsoft Excel ODBC ドライバーを使用してデータを SQL Anywhere から Excel ファイルにエクスポートする場合の変更点を示します。

    • 以前は、CHAR、LONG VARCHAR、NCHAR、NVARCHAR、LONG NVARCHAR データ型として格納されているデータはエクスポートできませんでした。

      Microsoft Excel ODBC ドライバーを使用して、CHAR、LONG VARCHAR、NCHAR、NVARCHAR、または LONG NVARCHAR データ型として格納されているデータを SQL Anywhere データベースからエクスポートする場合、データは VARCHAR (Excel ドライバーによってサポートされる最も近い型) として格納されます。

      Microsoft Excel ODBC ドライバーがサポートするテキストカラムの幅は、255 文字までです。

    • REAL、FLOAT、BIGINT データ型として格納されているデータは、エクスポートできます。

    • MONEY データ型と SMALLMONEY データ型として格納されているデータは、CURRENCY データ型にエクスポートされます。それ以外の場合、数値データは数値としてエクスポートされます。

    • テーブルは、エクスポートウィザードを使用してエクスポートできます。

    データエクスポートを参照してください。