次に、バージョン 10.0.0 で導入された Sybase Central と Interactive SQL の追加機能を示します。
この項では、Sybase Central の新機能について説明します。Sybase Central プラグインに対する変更点や追加機能は、次の項で説明します。
Sybase Central タスクリスト Sybase Central の左ウィンドウ枠で、データベースのツリー構造ではなく、タスクを表示できます。タスクリストには、現在選択されているオブジェクトに関連した共通のタスクが表示されます。タスクリストには、共通のタスク、ナビゲーションオプション、マニュアルへのリンクがあります。Sybase Central のナビゲーションを参照してください。
新しい接続メニュー 以前のリリースでは、[F11] キーを押して [新しい接続] ウィンドウを開き、接続するプラグインを選択できました。今回のリリースでは、[接続] メニューが用意され、使用するプラグインを選択できるようになりました。[新しい接続] ウィンドウは削除されましたが、[F11] キーを押すと、設定に使用するプラグインを選択できる [接続] メニューが開きます。
接続プロファイルの強化 Sybase Central 接続プロファイルに説明を追加できるようになりました。接続プロファイルはインポートやエクスポートもできます。
プラグインの検索 Sybase Central で [表示] » [検索ウィンドウ枠] を選択することで、プラグインとデータベースから指定されたテキストを含むオブジェクトを検索できるようになりました。
コンテキストドロップダウンリスト 新しい [コンテキスト] ドロップダウンリストには、現在オブジェクトツリーで選択されているオブジェクトが表示され、プラグイン間を簡単にナビゲーションできます。これは、左ウィンドウ枠でオブジェクトツリーを開いていない場合に特に便利です。
[デッドロック] データベースタブ Sybase Central で SQL Anywhere データベースに接続しているときに、[デッドロック] タブでデッドロックについての情報を表示できます。Sybase Central からデッドロックの表示を参照してください。
ER (実体関連) 図 Sybase Central では、データベースの ER (実体関連) 図が表示され、データベース内のテーブルとその外部キーの関係が示されます。SQL Anywhere 12 プラグインからの ER 図の表示を参照してください。
新しいスケジュール作成ウィザードとその他の [イベント] フォルダーの強化 スケジュールされたイベントの場合は、イベントがトリガーされる次のスケジュールされた時刻が [イベント] フォルダーに表示されるようになりました。条件イベントの場合は、このフォルダーにはシステムイベントと、オプションでそのイベントがトリガーされるトリガー条件が表示されます。スケジュールは新しいスケジュール作成ウィザードを使用して作成されます。新しいスケジュールされたイベントを作成するときは、イベントウィザードでイベントを作成できますが、必要に応じて後から追加スケジュールをイベントに追加できます。スケジュール定義を参照してください。
メンテナンスプラン データベースの検証とバックアップを自動的に行うスケジュールを設定でき、その出力ログを電子メールで自分に送信できます。メンテナンスプランの作成を参照してください。
新しいデータベースリストアウィザード データベースリストアウィザードを使用して、アーカイブバックアップからデータベースをリストアできるようになりました。アーカイブバックアップからのリストアを参照してください。
Sybase Central と Interactive SQL のエディターの強化 Sybase Central と Interactive SQL の [オプション] ウィンドウの [フォーマット] タブで、エディターウィンドウで使用するフォントを選択できます。
データベースオブジェクト名の入力補完オプションがエディターに追加されました。テキスト補完の使用を参照してください。
QAnywhere プラグイン QAnywhere プラグインは、QAnywhere アプリケーションの作成と管理に使用する、使いやすいグラフィカルなインターフェイスを提供します。
Sybase Central 用の新しい QAnywhere プラグインを参照してください。
Ultra Light プラグイン Ultra Light プラグインを使用して、Ultra Light データベースの作成、変更、管理をグラフィカルなユーザーインターフェイスから実行できるようになりました。
グラフィカルな管理ツールを参照してください。
Mobile Link の同期モデル作成ウィザードとモデルモード ウィザードを使用して同期モデルを作成したり、新しいモデルモードを使用して Mobile Link プラグインのモデルを編集したりすることができるようになりました。Mobile Link サーバー起動同期も設定できます。Mobile Link プラグインの従来の機能も強化され、管理モードで保存されます。
Sybase Central の Mobile Link プラグインの強化を参照してください。
Interactive SQL による Ultra Light データベースへの接続 Interactive SQL を使用して、Ultra Light データベースで SQL 文の開発とテストを実行できるようになりました。ulisql ユーティリティは廃止される予定です。グラフィカルな管理ツールを参照してください。
Interactive SQL とサードパーティのソース制御システムの統合 Interactive SQL はサードパーティのソース制御システムと統合でき、Interactive SQL 内からファイルに対する一般的なソース制御操作 (チェックイン、チェックアウト、古いバージョンとの比較など) を実行できます。Interactive SQL でのソース制御の統合を参照してください。
新しい Interactive SQL オプション isql_maximum_displayed_rows オプションを使用すると、Interactive SQL の結果セットに表示されるローの数を指定できます。また、isql_show_multiple_result_sets オプションは、Interactive SQL の [結果] ウィンドウ枠に複数の結果セットを表示できるかどうかを指定します。isql_maximum_displayed_rows オプション [Interactive SQL]とisql_show_multiple_result_sets オプション [Interactive SQL]を参照してください。
テキスト補完 Interactive SQL に入力補完オプションが備わり、テーブル、ビュー、カラム、ストアドプロシージャー、システム関数の名前を補完できるようになりました。テキスト補完の使用を参照してください。
Interactive SQL での DESCRIBE 文のサポート DESCRIBE 文を使用すると、指定されたテーブルやプロシージャーについて次の情報を取得できます。
DESCRIBE 文 [Interactive SQL]を参照してください。
Interactive SQL での @data オプションのサポート Interactive SQL をコマンドプロンプトから開始するときに @data オプションを指定すると、指定の環境変数や設定ファイルからオプションを読み込むことができます。Interactive SQL ユーティリティ (dbisql)を参照してください。
SQL Anywhere での @data オプションのサポート SQL Anywhere コンソールをコマンドプロンプトから開始するときに @data オプションを指定すると、指定の環境変数や設定ファイルからオプションを読み込むことができます。SQL Anywhere コンソールユーティリティ (dbconsole)を参照してください。
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