今回のリリースで管理ツールが強化されました。ツールを正しく使用できるように、マニュアルを確認してください。
Sybase Central Sybase Central を使用して、Ultra Light データベースの作成、変更、管理をグラフィカルなユーザーインターフェイスから実行できるようになりました。これは ulview スキーマ編集ユーティリティを置き換えるツールです。
Sybase Central には次のウィザードが含まれています。
データベース作成ウィザードを使用して、新しい Ultra Light データベースを構築します。このウィザードは ulcreate ユーティリティと同じ機能を提供します。
データベース消去ウィザードを使用して、既存の Ultra Light データベースを消去します。このウィザードと同じ機能を持つユーティリティはありません。
データベース抽出ウィザードを使用して、SQL Anywhere リファレンスデータベースから新しい Ultra Light データベースを初期化します。このウィザードは ulinit ユーティリティと同じ機能を提供します。
データベースロードウィザードを使用して、XML ファイルから Ultra Light データベースにデータをロードします。このウィザードは ulload ユーティリティと同じ機能を提供します。
C++ API 移行ウィザードを使用して、ulgen ユーティリティ (削除されたユーティリティ) で作成された C/C++ コードをマイグレートします。このウィザードと同じ機能を持つユーティリティはありません。
データベース同期ウィザードを使用して、Ultra Light データベースの同期をとります。このウィザードは ulsync ユーティリティと同じ機能を提供します。
データベースアップグレードウィザードを使用して、既存の Ultra Light データベースを以前のバージョンからアップグレードします。このウィザードは ulload ユーティリティを併用した場合の ulunloadold ユーティリティと同じ機能を提供します。
データベースアンロードウィザードを使用して、Ultra Light データベースから XML、SQL、または別のデータベースにデータ/スキーマ情報をアンロードします。このウィザードは、ulcreate ユーティリティと ulload ユーティリティの追加機能を併用した場合の ulunload ユーティリティと同じ機能を提供します。
Interactive SQL Interactive SQL を使用して、Ultra Light データベースで SQL 文の開発とテストを実行できるようになりました。Interactive SQL は、以前のバージョンで使用された ulisql ユーティリティを置き換えます。Ultra Light 用 Interactive SQL ユーティリティ (dbisql)を参照してください。
次のコマンドラインユーティリティが Ultra Light に追加されました。
古いデータベースのアンロードユーティリティ 新しい ulunloadold コマンドラインユーティリティを使用すると、既存の 8.0.2 または 9.x Ultra Light データベース (スキーマとデータ) またはスキーマファイルを XML ファイルにアンロードできます。ulload コマンドラインユーティリティがあれば、Ultra Light バージョン 10 データベースを再構築するために、ユーティリティの出力を使用できます。
情報ユーティリティ 新しい ulinfo ユーティリティを使用すると、Ultra Light データベースに関する情報が表示されます。また、global_id や ml_remote_id などのデータベースオプション ID を変更したりクリアしたりすることもできます。Ultra Light 情報ユーティリティ (ulinfo)を参照してください。
また、Ultra Light 10 の新しい RDBMS 機能をサポートするように既存のコマンドラインユーティリティが強化されたため、これらのユーティリティのオプションが以前のバージョンから変更されました。新しいユーティリティを正しく使用できるように、開始前にマニュアルを確認してください。ユーティリティの完全なリファレンスノートについては、Ultra Light ユーティリティを参照してください。
エラーレポート機能の強化 Ultra Light のユーティリティは、他の SQL Anywhere ユーティリティと一貫性のあるエラーをレポートするようになりました。
データベース作成パラメーターの拡張 すべてのデータベース作成ユーティリティ (ulcreate や ulload など) で、拡張された作成パラメーターを使用できるようになりました。これらの拡張された作成パラメーターは、コマンドラインで -o を指定して設定でき、Sybase Central のウィザードで設定できるのと同じ機能を設定できます。Ultra Light 作成パラメーターの指定を参照してください。
アンロード動作の強化 ulunload を使用して、Ultra Light データベーススキーマを動的 SQL 文のシーケンスとして出力できるようになりました。Ultra Light データベースのアンロードユーティリティ (ulunload)を参照してください。
ulsync の動作の強化 ulsync を使用すると、ネットワークプロトコルオプションや拡張同期パラメーターをこのユーティリティから直接設定できます。完全なリストについては、Ultra Light 同期パラメーターとネットワークプロトコルオプションを参照してください。
また、ulsync では、パブリケーションマスクだけではなく、パブリケーションに名前を付けることができるようになりました。キーワード Publications は、パブリケーション名をカンマで区切ったリストで指定します。詳細については、Ultra Light 同期ユーティリティ (ulsync)を参照してください。
コンジットインストールの強化 HotSync コンジットインストールユーティリティ (ulcond10) で、コンジットの拡張機能、接続文字列、複数のデータベースがサポートされるようになりました。
ulmvbreg Ultra Light for AppForge を登録するための ulmvbreg ユーティリティは、ulafreg に名前が変更されました。このユーティリティは %SQLANY10%\win32 ディレクトリにインストールされるようになりました。
以前は、すべての Ultra Light ユーティリティがコマンドラインから接続情報を受け取っていました。今回のバージョンで、デフォルトのユーザー ID とパスワード以外の情報を渡す場合に、ホストコンピューターで ULSQLCONNECT 環境変数を設定できるようになりました。Ultra Light 接続パラメーターと ULSQLCONNECT 環境変数を参照してください。
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