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SQL Anywhere 12.0.1 » SQL Anywhere 12 変更点とアップグレード » バージョン 11.0.0 の新機能 » SQL Anywhere » SQL Anywhere の新機能

 

セキュリティ

次に、SQL Anywhere バージョン 11.0.0 でのセキュリティの強化を示します。

  • テーブルの暗号化が有効になっているときの ISYSUSER と ISYSEXTERNLOGIN の各システムテーブルの暗号化   これまでは、データベースを暗号化するときや、テーブルの暗号化を有効にしてデータベースを作成するときに、ISYSCOLSTAT システムテーブルが自動的に暗号化されました。このリリースでは、さらにセキュリティを強化するため、ISYSUSER と ISYSEXTERNLOGIN の各システムテーブルも暗号化されるようになりました。

  • 監査の強化   このリリースでは、Sybase Central を使用して監査を制御できるようになりました。DBA 権限を持つユーザーは、[データベースのプロパティ] ウィンドウから、監査を有効または無効にしたり、監査する情報を指定したりできます。監査情報は、Sybase Central の右ウィンドウ枠の [監査] タブで確認できます。監査の制御監査情報の取り出しを参照してください。

    監査が有効になっているときは、接続失敗のエラーが、失敗の理由とともにログに記録されます。

  • 256 ビットの AES 暗号化のサポート   SQL Anywhere で、データベース、テーブル、ファイル、データに対して 256 ビットの AES 暗号化がサポートされるようになりました。この強化は、次に示す複数の領域に影響します。

    • データベースとテーブルの暗号化   CREATE DATABASE 文の ENCRYPTION 句に、AES256 と AES256_FIPS を指定できるようになりました。CREATE DATABASE 文を参照してください。

      初期化ユーティリティ (dbinit) とアンロードユーティリティ (dbunload) の -ea オプションに、AES256 と AES256_FIPS を指定することもできます。初期化ユーティリティ (dbinit)アンロードユーティリティ (dbunload)を参照してください。

    • FIPS 認定のアルゴリズム   256 ビットの FIPS 認定の AES アルゴリズムを使用できるようになりました。-fips dbeng12/dbsrv12 サーバーオプションを参照してください。

    • データの暗号化と復号化   ENCRYPT 関数と DECRYPT 関数を使用してデータを暗号化するときに、AES256 と AES256_FIPS を指定できるようになりました。ENCRYPT 関数 [文字列]DECRYPT 関数 [文字列]を参照してください。

    • データベース、トランザクションログ、DB 領域の暗号化されたコピーの作成   CREATE ENCRYPTED FILE 文を使用して、暗号化されているか、暗号化されてないデータベース、トランザクションログ、または DB 領域の暗号化されたコピーを作成するとき、256 ビットの AES アルゴリズム (AES256 または AES256_FIPS) を指定できるようになりました。CREATE ENCRYPTED FILE 文を参照してください。

    • DBTools での 256 ビットの AES 暗号化のサポート   a_create_db と an_unload_db の各構造体が拡張され、encryption_algorithm メンバーの値として AES256 と AES256_FIPS がサポートされるようになりました。a_create_db 構造体 [データベースツール]an_unload_db 構造体 [データベースツール]を参照してください。

    参照:

  • jConnect と Open Client のパスワード暗号化のサポート   jConnect 接続と Open Client 接続でパスワードの暗号化がサポートされるようになりました。次の項を参照してください。