次に、SQL Anywhere バージョン 11.0.0 でのデータベースサーバーオプションの強化を示します。
-es サーバーオプション SQL Anywhere のこれまでのバージョンでは、-ec オプションを指定してデータベースサーバーが起動され (トランスポートレイヤーセキュリティのサポートのため)、許可する暗号化プロトコルのリストに NONE または SIMPLE が含まれなかった場合、共有メモリポートが起動しませんでした。これは、このポートでトランスポートレイヤーセキュリティがサポートされていないからです。このため、データベースサーバーへの接続は、強力な暗号化を使用して TCP/IP で行う必要がありました。
-es サーバーオプションは、共有メモリを経由した、暗号化されていない接続を許可するようにデータベースサーバーに指定します。-es dbeng12/dbsrv12 サーバーオプションを参照してください。
-gb サーバーオプション サーバープロセスの優先度クラスを制御する -gb サーバーオプションが、Windows に加えて UNIX でサポートされるようになりました。-gb dbeng12/dbsrv12 サーバーオプションを参照してください。
-im サーバーオプション アプリケーションで、データベースの操作内容がすべて失われてもかまわない場合は、データベースを完全にメモリ内で実行できます。この機能は、データが頻繁に挿入される、高速のテンポラリデータストアとして SQL Anywhere を使用する場合を対象としています。-im dbeng12/dbsrv12 サーバーオプションを参照してください。
クライアントコンピューターにあるファイルの読み込みと書き込み -sf サーバーオプションを使用して、クライアントコンピューターにあるファイルの読み込みと書き込みの機能を制御できるようになりました。-sf dbeng12/dbsrv12 サーバーオプションを参照してください。
-um サーバーオプション -um オプションを使用して、DBLauncher.app インスタンスが実行中の場合にこのインスタンスに接続し、DBLauncher.app 内の新しいウィンドウにデータベースサーバーメッセージを表示することができます。このオプションは Mac OS X だけに適用されます。-um dbeng12/dbsrv12 サーバーオプションを参照してください。
Windows パフォーマンスモニターのオプション Windows パフォーマンスモニターをさらに詳細に設定するため、次のサーバーオプションが追加されました。
-ks オプション パフォーマンスモニターで、データベースサーバーからカウンター値を収集するために使用される共有メモリの作成を無効にします。-ks dbeng12/dbsrv12 サーバーオプションを参照してください。
-ksc オプション パフォーマンスモニターでモニターできる接続の最大数を指定します。-ksc dbeng12/dbsrv12 サーバーオプションを参照してください。
-ksd オプション パフォーマンスモニターでモニターできるデータベースの最大数を指定します。-ksd dbeng12/dbsrv12 サーバーオプションを参照してください。
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