データベースをアップグレードすると、バージョン 12 の機能を有効にするために、システムテーブル、システムプロシージャー、データベースオプションが追加、変更されます。ディスク上でデータが保管、アクセスされるファイルフォーマットは変更されないので、ソフトウェアの最新バージョンの新機能とパフォーマンス向上をすべて利用できるわけではありません。
データベースのファイルフォーマットのアップグレードの詳細については、バージョン 10 以降のデータベースの再構築手順を参照してください。
データベースアップグレードウィザードでは、バージョン 9.0.2 以前のデータベースをバージョン 12 にアップグレードすることはできません。バージョン 9.0.2 以前の既存のデータベースをバージョン 12 にアップグレードするには、dbunload またはデータベースアンロードウィザードを使用してデータベースをアンロードし、再ロードする必要があります。バージョン 9 以前のデータベースのアップグレードを参照してください。
必ずデータベースファイルをバックアップしてからアップグレードしてください。既存のファイルにアップグレードを適用した場合、アップグレードに失敗すると、これらのファイルは使用できなくなります。データベースのバックアップの詳細については、バックアップとデータリカバリを参照してください。
ソフトウェアをアップグレードする場合の一般的な対応策を行います。アップグレードの注意事項を参照してください。
[スタート] » [プログラム] » [SQL Anywhere 12] » [管理ツール] » [Sybase Central] をクリックします。
[SQL Anywhere 12] のプラグインから、アップグレードするデータベースに接続します。データベースはバージョン 12 のデータベースサーバーで実行されている必要があります。
[ツール] » [SQL Anywhere 12] » [データベースのアップグレード] をクリックします。
データベースアップグレードウィザードの指示に従います。
アップグレードしたデータベースを使用する前に、データベースを停止し、トランザクションログをコピーしてアーカイブすることをウィザードで選択しなかった場合は、その操作を行います。
データベースアップグレードウィザードは、次の方法でもアクセスできます。
データベースを右クリックし、[データベースのアップグレード] をクリックします。
データベースを選択し、[ファイル] » [データベースのアップグレード] をクリックします。
ソフトウェアをアップグレードする場合の一般的な対応策を行います。アップグレードの注意事項を参照してください。
アップグレードするデータベースに排他的にアクセスできること、またシステムパスで、バージョン 12 のユーティリティがその他のユーティリティより前に指定されていることを確認します。ユーティリティのバージョンとアップグレード手順を参照してください。
データベースに対してアップグレードユーティリティ (dbupgrad) を実行します。
dbupgrad -c "connection-string" |
connection-string で指定するデータベースユーザーは、アップグレードするデータベースの DBA 権限を持っている必要があります。
詳細については、アップグレードユーティリティ (dbupgrad)を参照してください。
アップグレードしたデータベースを使用する前に、データベースを停止し、トランザクションログを圧縮します。
Interactive SQL、または SQL 文を実行できる別のアプリケーションからデータベースに接続します。他のどの接続も、データベースを同時に使用できません。
ALTER DATABASE 文を実行します。
たとえば、次の文はデータベースをアップグレードします。
ALTER DATABASE UPGRADE; |
詳細については、ALTER DATABASE 文を参照してください。
アップグレードしたデータベースを使用する前に、データベースを停止し、トランザクションログを圧縮します。
データベースミラーリングシステムでの SQL Anywhere ソフトウェアとデータベースのアップグレード
読み込み専用のスケールアウトシステムでの SQL Anywhere の EBF の適用
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