SQL Remote インストール環境には、1 つの統合データベースと多数のリモートデータベースが含まれています。また、各サイトには、SQL Remote Message Agent があります。
それぞれのサイトでは、SQL Remote Message Agent がメッセージの送受信を行います。メッセージは SQL 文の形式で、データベースサーバーがその SQL 文の実行を処理します。
SQL Remote のアップグレード要件は、次のとおりです。
ソフトウェアアップグレードは一度に 1 サイトずつ実行できる 旧バージョンの Message Agent (dbremote) は、バージョン 12 の Message Agent とメッセージを交換することができます。バージョン 5 の SQL Remote では、compression データベースオプションの値が -1 (マイナス 1) に設定されている場合、バージョン 5 の Message Agent とバージョン 12 の Message Agent でメッセージを交換できます。インストール環境全体のソフトウェアを同時にアップグレードする必要はありません。compression オプション [SQL Remote]を参照してください。
データベースのアップグレード SQL Anywhere バージョン 9 以前を使用していたリモートデータベースまたは統合データベースをアップグレードする場合は、データベースをアンロードして再ロードすることでデータベースファイルフォーマットをアップグレードする必要があります。すべてのデータベースを同時にアップグレードする必要はありません。
データベースをアンロードおよび再ロードする方法については、バージョン 9 以前のデータベースのバージョン 12 用への再構築を参照してください。
Adaptive Server Enterprise 統合データベースのアップグレード SQL Remote では、Adaptive Server Enterprise 統合データベースはサポートされなくなりました。Adaptive Server Enterprise データベースを同期するには、Mobile Link にアップグレードする必要があります。
SQL Remote から Mobile Link への移行については、 http://www.sybase.com/detail?id=1034174を参照してください。
SQL Remote のアップグレード バージョン 11.0.0 では、SQL Remote の VIM と MAPI の各メッセージシステムがサポートされなくなりました。VIM または MAPI を使用するデータベースを SQL Anywhere バージョン 12 にアップグレードする場合は、メッセージタイプを File、FTP、または SMTP に変更してください。メッセージタイプが MAPI または VIM の場合、dbremote.exe は起動しません。
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