このページでは、Mobile Link サーバーだけに適用される通信ストリームパラメーターを選択できます。
このページには次の項目があります。
[追加のサーバーストリームオプション] 必要な場合は、(オプション=値;...) の形式でセミコロンで区切った追加のサーバーストリームオプションを入力します。 -x mlsrv12 オプションを参照してください。
次の表は、指定できるオプションのリストです。
[TCP/IP オプション] tcpip プロトコルを指定する場合は、次のプロトコルオプションを任意で指定できます。
TCP/IP プロトコルオプション | 説明 |
---|---|
host=hostname | Mobile Link サーバーが受信に使用するホスト名または IP アドレス。デフォルト値は localhost です。 |
ignore=hostname | 接続を確立する場合に、Mobile Link サーバーが無視するホスト名または IP アドレス。このオプションを使用すると、最も可能性が低いレベルにある負荷分散装置からの要求を無視することができ、Mobile Link サーバーログと Mobile
Link モニターの出力ファイルへの過剰な出力を回避できます。無視するホストは複数指定できます。たとえば、-x tcpip(ignore=lb1;ignore=123.45.67.89) の形式で指定します。コマンドラインで -x の複数のインスタンスを指定した場合、すべてのインスタンスでホストが無視されます。たとえば、-x tcpip(ignore=1.1.1.1) -x http と指定した場合、1.1.1.1 の接続は
TCP/IP と HTTP の両方のストリームで無視されます。
|
port=portnumber | Mobile Link サーバーが受信に使用するソケットポート番号。デフォルトのポートは 2439 です。これは、Mobile Link サーバーの IANA 登録ポート番号です。 |
[TLS (TCP/IP とトランスポートレイヤーセキュリティ) オプション] TLS プロトコル (トランスポートレイヤーセキュリティを使用する TCP/IP) を指定する場合は、次のプロトコルオプションを任意で指定できます。
TLS プロトコルオプション | 説明 |
---|---|
e2ee_private_key=file |
RSA プライベートキーまたは ECC プライベートキーを含む、PEM または DER でコード化されたファイル。エンドツーエンド暗号化を有効にするためには、このオプションが必須です。 PEM および DER でコード化されたファイルは、createkey ユーティリティを使用して作成します。 キーペアジェネレーターユーティリティ (createkey)を参照してください。 |
e2ee_private_key_password=password |
プライベートキーファイルのパスワード。エンドツーエンド暗号化を有効にするためには、このオプションが必須です。 このオプションが指定された場合、e2ee_private_key パラメーターも指定する必要があります。 このパスワードを Mobile Link サーバーのコマンドラインで表示されないようにするには、dbfhide ユーティリティを使用します。 ファイル非表示ユーティリティ (dbfhide)を参照してください。 |
e2ee_type={ rsa | ecc } |
エンドツーエンド暗号化でセッションキーの交換に使用するキーのタイプ。rsa か ecc のどちらかにし、プライベートキーファイルのキータイプに一致するタイプを指定してください (e2ee_private_key オプションを参照)。デフォルトの e2ee_type は rsa です。 このオプションが指定された場合、e2ee_private_key オプションも指定する必要があります。 |
fips={yes|no} | tls_type=rsa を使用して TLS プロトコルを指定した場合、fips=yes を指定して、TCP/IP プロトコルと、FIPS 認定の暗号化アルゴリズムを使用して接続を受け入れることができます。FIPS 認定接続では、別の FIPS 140-2 認定ソフトウェアを使用します。FIPS 認定暗号化のない RSA 暗号化を使用しているサーバーは、fips オプションが有効化された RSA を使用するクライアントと互換性があります。fips オプションが有効化された RSA を使用するサーバーは、fips オプションが有効化されていない RSA を使用しているクライアントと互換性があります。 |
host=hostname | Mobile Link サーバーが受信に使用するホスト名または IP アドレス。デフォルト値は localhost です。 |
identity=identity-file | サーバー認証で使用される ID ファイルのパスとファイル名。 |
identity_password=password |
ID ファイルのパスワードを指定する省略可能なパラメーター。 このオプションが指定された場合、e2ee_private_key オプションも指定する必要があります。 トランスポートレイヤーセキュリティを参照してください。 このパスワードを Mobile Link サーバーのコマンドラインで表示されないようにするには、dbfhide ユーティリティを使用します。 ファイル非表示ユーティリティ (dbfhide)を参照してください。 |
ignore=hostname | 接続を確立する場合に、Mobile Link サーバーが無視するホスト名または IP アドレス。このオプションを使用すると、最も可能性が低いレベルにある負荷分散装置からの要求を無視することができ、Mobile Link サーバーログと Mobile
Link モニターの出力ファイルへの過剰な出力を回避できます。無視するホストは複数指定できます。たとえば、-x tcpip(ignore=lb1;ignore=123.45.67.89) の形式で指定します。
|
port=portnumber | Mobile Link サーバーが受信に使用するソケットポート番号。デフォルトのポートは 2439 です。これは、Mobile Link サーバーの IANA 登録ポート番号です。 |
tls_type={ rsa | ecc } |
tls としてプロトコルを指定した場合、楕円曲線暗号方式 (ecc) または RSA 暗号化 (rsa) を指定できます。下位互換のために、ecc を certicom と指定することもできます。デフォルトの tls_type は rsa です。 TLS を指定する場合は、次のように ID と ID パスワードを指定してください。
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[HTTP オプション] http プロトコルを指定する場合は、次のプロトコルオプションを任意で指定できます。
HTTP オプション | 説明 |
---|---|
buffer_size=number | Mobile Link サーバーから送信される HTTP メッセージの本文の最大サイズ (バイト単位)。このオプションを変更すると、HTTP メッセージの送信に割り当てられるメモリ量が減少または増加します。デフォルトは 65536 バイトです。 |
host=hostname | Mobile Link サーバーが受信に使用するホスト名または IP アドレス。デフォルト値は localhost です。 |
log_bad_request={yes|no} | yes に設定すると、Mobile Link サーバーは不完全または予期しない HTTP 要求を受信した場合にエラーを出力します。これらのエラーは、-vf オプションによって出力されるエラーに似ています。デフォルトは no です。-v mlsrv12 オプションを参照してください。 |
port=portnumber | Mobile Link サーバーが受信に使用するソケットポート番号。デフォルトのポートは 80 です。 |
version=http-version | Mobile Link サーバーは、クライアントが使用している HTTP のバージョンを自動的に検出します。このパラメーターは、クライアントが使用しているバージョンをサーバーが検出できない場合に使用される、HTTP のデフォルトバージョンを指定する文字列です。1.0 または 1.1 を選択できます。デフォルト値は 1.1 です。 |
[HTTPS オプション] HTTPS プロトコルでは、トランスポートレイヤーセキュリティで RSA デジタル証明書を使用します。FIPS 暗号化を指定すると、プロトコルは、https と互換性のある、別の FIPS 140-2 認定ソフトウェアを使用します。トランスポートレイヤーセキュリティを使用する Mobile Link サーバーの起動を参照してください。
https プロトコルを指定する場合は、次のプロトコルオプションを任意で指定できます。
HTTP オプション | 説明 |
---|---|
buffer_size=number | Mobile Link サーバーから送信される HTTPS メッセージの本文の最大サイズ (バイト単位)。このオプションを変更すると、HTTPS メッセージの送信に割り当てられるメモリ量が減少または増加します。デフォルトは 65536 バイトです。 |
e2ee_private_key=file |
rsa プライベートキーまたは ecc プライベートキーを含む、PEM または DER でコード化されたファイル。エンドツーエンド暗号化を有効にするためには、このオプションが必須です。 PEM および DER でコード化されたファイルは、createkey ユーティリティを使用して作成します。 キーペアジェネレーターユーティリティ (createkey)を参照してください。 |
e2ee_private_key_password=password |
プライベートキーファイルのパスワード。エンドツーエンド暗号化を有効にするためには、このオプションが必須です。 このオプションが指定された場合、e2ee_private_key オプションも指定する必要があります。 このパスワードを Mobile Link サーバーのコマンドラインで表示されないようにするには、dbfhide ユーティリティを使用します。 ファイル非表示ユーティリティ (dbfhide)を参照してください。 |
e2ee_type={ rsa | ecc } |
エンドツーエンド暗号化でセッションキーの交換に使用するキーのタイプ。rsa か ecc のどちらかにし、プライベートキーファイルのキータイプに一致するタイプを指定してください (e2ee_private_key オプションを参照)。デフォルトの e2ee_type は rsa です。 このオプションが指定された場合、e2ee_private_key オプションも指定する必要があります。 |
fips={yes|no} | tls_type=rsa を使用して TLS プロトコルを指定した場合、fips=yes を指定して、TCP/IP プロトコルと、FIPS 認定の暗号化アルゴリズムを使用して接続を受け入れることができます。FIPS 認定接続では、別の FIPS 140-2 認定ソフトウェアを使用します。FIPS 認定暗号化のない RSA 暗号化を使用しているサーバーは、fips オプションが有効化された RSA を使用するクライアントと互換性があります。fips オプションが有効化された RSA を使用するサーバーは、fips オプションが有効化されていない RSA を使用しているクライアントと互換性があります。 |
host= hostname | Mobile Link サーバーが受信に使用するホスト名または IP アドレス。デフォルト値は localhost です。 |
identity=server-identity | サーバー認証で使用される ID ファイルのパスとファイル名。 |
identity_password=password |
ID ファイルのパスワードを指定する省略可能なパラメーター。 このオプションが指定された場合、e2ee_private_key オプションも指定する必要があります。 トランスポートレイヤーセキュリティを参照してください。 このパスワードを Mobile Link サーバーのコマンドラインで表示されないようにするには、dbfhide ユーティリティを使用します。 ファイル非表示ユーティリティ (dbfhide)を参照してください。 |
log_bad_request={ yes | no } | yes に設定すると、Mobile Link サーバーは不完全または予期しない HTTP 要求を受信した場合にエラーを出力します。これらのエラーは、-vf オプションによって出力されるエラーに似ています。デフォルトは no です。 -v mlsrv12 オプションを参照してください。 |
port=portnumber | Mobile Link サーバーが受信に使用するソケットポート番号。ポート番号は、Mobile Link サーバーがモニターするように設定されているポートと一致させます。デフォルトのポートは 443 です。 |
tls_type={ rsa | ecc } |
tls として TCP/IP プロトコルを指定した場合、楕円曲線暗号方式 (ecc) または RSA 暗号化 (rsa) を指定できます。下位互換のために、ecc を certicom と指定することもできます。デフォルトの tls_type は rsa です。 トランスポートレイヤーセキュリティを使用する場合は、ID と ID パスワードを指定する必要があります。
|
version=http-version | Mobile Link サーバーは、クライアントが使用している HTTP のバージョンを自動的に検出します。このパラメーターは、クライアントが使用しているバージョンをサーバーが検出できない場合に使用される、HTTP のデフォルトバージョンを指定する文字列です。1.0 または 1.1 を選択できます。デフォルト値は 1.1 です。 |
[OE オプション] Relay Server を使用する場合は、統合化 Outbound Enabler を使用します。サーバーのコマンドラインに複数の -x oe オプションを含めることはできません。
oe プロトコルを指定する場合は、次のプロトコルオプションを任意で指定できます (これらのオプションでは、大文字と小文字は区別されます)。
OE プロトコルオプション | 説明 |
---|---|
config=file |
Outbound Enabler 設定ファイル。ファイル内で -cs スイッチを指定していない場合、スタンドアロン Outbound Enabler の設定ファイルと同じフォーマットを持ちます。 設定ファイルは 1 つのみ指定してください。 |
buffer_size=number |
Mobile Link サーバーから送信される HTTP メッセージの本文の最大サイズ (バイト単位)。このオプションを変更すると、HTTP メッセージの送信に割り当てられるメモリ量が減少または増加します。デフォルトは 65536 バイトです。 |
version=http-version |
Mobile Link サーバーは、クライアントが使用している HTTP のバージョンを自動的に検出します。このパラメーターは、クライアントが使用しているバージョンをサーバーが検出できない場合に使用される、HTTP のデフォルトバージョンを指定する文字列です。1.0 または 1.1 を選択できます。デフォルト値は 1.1 です。 |
log_bad_request={yes|no} | yes に設定すると、Mobile Link サーバーは不完全または予期しない HTTP 要求を受信した場合にエラーを出力します。これらのエラーは、-vf オプションによって出力されるエラーに似ています。デフォルトは no です。-v mlsrv12 オプションを参照してください。 |
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