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FILE メッセージシステムを使用すれば、電子メールシステムまたは FTP システムが適切な場所になくても SQL Remote を使用できます。
FILE メッセージシステムは、単純な FILE 共有システムです。リモートユーザーの FILE アドレスは、すべてのメッセージが書き込まれるサブフォルダーです。メッセージを取得するには、アプリケーションがユーザーのファイルを格納しているディレクトリからメッセージを読み込みます。返信メッセージは、統合データベースのアドレスに送信 (ディレクトリに書き込み) されます。
SQL Remote Message Agent (dbremote) がサービスとして起動中の場合は、稼働しているアカウントに、必要なすべてのディレクトリに対する読み込みと書き込みのパーミッションが必要です。正しいパーミッションが割り当てられていない場合、SQL Remote Message Agent はネットワークドライブにアクセスできません。
一般的に、FILE メッセージシステムのアドレスは、共有ディレクトリのサブフォルダーです。このサブフォルダーは、モデムまたはローカルエリアネットワークからアクセスする SQL Remote ユーザー全員が使用できます。各ユーザーには、レジストリのエントリ、初期化ファイルのエントリ、または共有ディレクトリを示す SQLREMOTE 環境変数が必要です。
FILE システムを使用して、統合コンピューターまたはリモートコンピューターのディレクトリにメッセージを入れることもできます。簡易ファイル転送メカニズムを使用してファイルを交換し、レプリケーションを実行できます。
FILE メッセージシステムでは、SET REMOTE OPTION 文で設定される次の制御パラメーターを使用します。
directory メッセージが格納されるディレクトリです。このパラメーターは、SQLREMOTE 環境変数の代替となります。
debug このパラメーターの設定は、YES か NO です。デフォルトは NO です。設定が YES の場合、FILE リンクによるすべての FILE システム呼び出しが出力ログに表示されます。
encode_dll カスタムエンコードスキームを使用している場合は、作成したカスタムエンコード DLL のフルパスをこのパラメーターに設定する必要があります。
invalid_extensions メッセージングシステムでのファイルの生成時に SQL Remote Message Agent (dbremote) で使用されないようにするファイル拡張子の、カンマで区切られたリストです。
max_retries デフォルトでは、SQL Remote が継続モードで実行されていて、メッセージシステムにアクセスするときにエラーが発生する場合、送受信フェーズの後に停止します。このパラメーターを使用して、停止前に SQL Remote が再試行する送受信フェーズの回数を指定します。
pause_after_failure このパラメーターが使えるのは、max_retries がゼロ以外の値に指定され、SQL Remote が継続モードで実行されている場合です。メッセージシステムでエラーが発生すると、このパラメーターは、SQL Remote が送受信フェーズを再試行する間に待機する時間を秒で指定します。
Unlink_delay ファイル削除に失敗した後、次にファイルの削除を試みるまでの秒数です。unlink_delay に対して値が定義されていない場合、デフォルト動作は、最初の試行失敗の後に 1 秒間、2 回目の試行失敗の後に 2 秒間、3 回目の試行失敗の後に 3 秒間、4 回目の試行失敗の後に 4 秒間一時停止するように設定されています。
FILE リンクの場合、SQL Remote Message Agent (dbremote) は C:\My Documents\Synchronized Files を調べます。統合データベースコンピューター上では、FILE リンク用の SQLREMOTE 環境変数または directory メッセージリンクパラメーターを次のディレクトリに設定してください。ここで、userid と Windows-mobile-device-name に適切な値を設定します。
%SystemRoot%\Profiles\userid\Personal\Windows-mobile-device-name\Synchronized Files
Microsoft ActiveSync はこのシステムを使用して、統合データベースコンピューターと Windows Mobile デバイス間でメッセージファイルを自動的に同期します。
FILE の同期がアクティブ化されていることを確認するには、[モバイルデバイス] » [ツール] » [ActiveSync] オプションをチェックします。