統合データベースとトランザクションログのフルバックアップを作成して統合データベースをバックアップした後、トランザクションログのインクリメンタルバックアップを作成します。
統合データベースとそのトランザクションログのフルバックアップを作成します。
DBA 権限のあるユーザーとして、データベースに接続します。
-r オプションと -n オプションを指定して dbbackup を実行します。
次に例を示します。
dbbackup -r -n -c "UID=DBA;PWD=sql;DBF=c:\live\database.db" e:\archive |
統合データベースのトランザクションログのインクリメンタルバックアップを作成します。トランザクションログのバックアップ時に、トランザクションログの名前変更と再起動を選択します。
DBA 権限のあるユーザーとして、データベースに接続します。
-r オプション、-n オプション、-t オプションを指定して dbbackup を実行します。
次に例を示します。
dbbackup -r -n -t -c "UID=DBA;PWD=sql;DBF=c:\live\database.db" e:\archive |
現在のトランザクションログファイルにアクセスしながら SQL Remote Message Agent (dbremote) を実行します。
次に例を示します。
dbremote -c "UID=DBA;PWD=sql;DBF=c:\live\database.db" d:\live |
バックアップ中のデータベースに対しては、-x オプションを指定して SQL Remote Message Agent (dbremote) を実行しないでください。
次の図は、c:\live ディレクトリ内のデータベース database.db と d:\live ディレクトリ内のトランザクションログ database.log を示します。
トランザクションログの名前を変更して再起動する -r オプションと -n オプションを使用して、バックアップディレクトリ e:\archive にトランザクションログをバックアップすると、バックアップユーティリティ (dbbackup) が次のタスクを実行します。
現在のトランザクションログファイルの名前を 971201xx.log (xx は AA から ZZ までの連続した英字) に変更する。
バックアップファイル 971201xx.log を作成して、トランザクションログファイルをバックアップフォルダーにバックアップする。
リリース 8.0.1 より前の SQL Anywhere では、古いトランザクションログファイルの名前が、yymmdd01.log、yymmdd02.log のようになっています。名前を変更したのは、古いトランザクションログをより多く保存できるようにするためです。SQL Remote Message Agent (dbremote) は、指定されたフォルダー内で、ファイル名に関係なく全ファイルをスキャンするので、ログファイル名が変わっても既存のアプリケーションに影響はありません。
database.log という名前で新しいトランザクションログを作成する。
バックアップを何回か行うと、live フォルダーと archive フォルダーに連続した名前の一連のトランザクションログができます。
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