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SQL Anywhere 12.0.1 » SQL Remote » チュートリアル:統合データベースをメッセージサーバーとして HTTP メッセージシステムを使用したレプリケーションシステムの設定

 

レッスン 3:リモートデータベースの作成

このレッスンでは、リモートデータベースを抽出してから、リモートデータベースの FILE メッセージシステムを HTTP メッセージシステムと置き換えます。

 ♦ リモートデータベースの作成
  1. c:\tutorial\rem ディレクトリから次のコマンドを実行して、リモートデータベースを作成します (rem)。

    dbinit rem.db
  2. このレッスンでは、dbxtract を使用してリモートデータベースを作成します。次のコマンドを実行して統合データベースから rem ユーザーのデータベースを抽出し、抽出後もそのリモートデータベースのデータベースサーバーを稼働状態にしておきます。

    dbxtract -xx -ac "SERVER=rem;DBN=rem;dbf=c:\tutorial\rem\rem.db;UID=DBA;PWD=sql;autostop=no" -c "SERVER=cons;DBN=cons;UID=DBA;PWD=sql" rem

    現在、リモートデータベース (rem) に接続されていない場合は、次のコマンドを実行します。

     dbisql -c "SERVER=rem;DBN=rem;UID=DBA;PWD=sql"
  3. 統合データベースは、FILE メッセージシステムを使用しているため、dbxtract が稼働すると、統合データベースは、rem リモートデータベースも FILE メッセージシステムを使用していると仮定して SQL Remote 定義を作成します。リモートデータベースが HTTP メッセージシステムを使用するよう設定するには、リモートデータベース (rem) で次の文を実行して、このリモートデータベースの FILE メッセージシステムを削除します。

    CREATE REMOTE TYPE "FILE" ADDRESS '';
    SET REMOTE FILE OPTION public.directory='';
    SET REMOTE FILE OPTION public.debug=''; 
  4. リモートデータベース (rem) で次の文を実行して、このリモートデータベースの HTTP メッセージシステムを設定します。

    CREATE REMOTE TYPE "HTTP" ADDRESS 'rem';
    GRANT CONSOLIDATE TO "cons" TYPE "HTTP" ADDRESS 'cons';
    SET REMOTE HTTP OPTION public.user_name='rem';
    SET REMOTE HTTP OPTION public.password='rem';
    SET REMOTE HTTP OPTION public.debug='yes';
    SET REMOTE HTTP OPTION public.https='no';
    SET REMOTE HTTP OPTION public.url='localhost:8033';
    COMMIT;
  5. リモートデータベース (rem) の従業員テーブルに、抽出後の統合データベースに存在したこの 2 ローのデータが含まれることを確認します。次の文を実行して、従業員テーブルの内容を表示します。

    SELECT * FROM employees

    クエリは、従業員テーブルから次のデータを返します。ただし、hire_date カラムには、次のテーブルにあるデータではなく、そのローを挿入した時間が記載されます。

    employee_id first_name last_name hire_date
    1 Kelly Meloy 2011-03-25 08:27:56.310
    2 Melisa Boysen 2011-03-25 08:27:56.310
  6. Interactive SQL との接続を切断します。

  7. レッスン 4:統合データベースとリモートデータベースにデータを追加しレプリケートするに進みます。