このレッスンでは、リモートデータベースを抽出してから、リモートデータベースの FILE メッセージシステムを HTTP メッセージシステムと置き換えます。
c:\tutorial\rem ディレクトリから次のコマンドを実行して、リモートデータベースを作成します (rem)。
dbinit rem.db |
このレッスンでは、dbxtract を使用してリモートデータベースを作成します。次のコマンドを実行して統合データベースから rem ユーザーのデータベースを抽出し、抽出後もそのリモートデータベースのデータベースサーバーを稼働状態にしておきます。
dbxtract -xx -ac "SERVER=rem;DBN=rem;dbf=c:\tutorial\rem\rem.db;UID=DBA;PWD=sql;autostop=no" -c "SERVER=cons;DBN=cons;UID=DBA;PWD=sql" rem |
現在、リモートデータベース (rem) に接続されていない場合は、次のコマンドを実行します。
dbisql -c "SERVER=rem;DBN=rem;UID=DBA;PWD=sql" |
統合データベースは、FILE メッセージシステムを使用しているため、dbxtract が稼働すると、統合データベースは、rem リモートデータベースも FILE メッセージシステムを使用していると仮定して SQL Remote 定義を作成します。リモートデータベースが HTTP メッセージシステムを使用するよう設定するには、リモートデータベース (rem) で次の文を実行して、このリモートデータベースの FILE メッセージシステムを削除します。
CREATE REMOTE TYPE "FILE" ADDRESS ''; SET REMOTE FILE OPTION public.directory=''; SET REMOTE FILE OPTION public.debug=''; |
リモートデータベース (rem) で次の文を実行して、このリモートデータベースの HTTP メッセージシステムを設定します。
CREATE REMOTE TYPE "HTTP" ADDRESS 'rem'; GRANT CONSOLIDATE TO "cons" TYPE "HTTP" ADDRESS 'cons'; SET REMOTE HTTP OPTION public.user_name='rem'; SET REMOTE HTTP OPTION public.password='rem'; SET REMOTE HTTP OPTION public.debug='yes'; SET REMOTE HTTP OPTION public.https='no'; SET REMOTE HTTP OPTION public.url='localhost:8033'; COMMIT; |
リモートデータベース (rem) の従業員テーブルに、抽出後の統合データベースに存在したこの 2 ローのデータが含まれることを確認します。次の文を実行して、従業員テーブルの内容を表示します。
SELECT * FROM employees |
クエリは、従業員テーブルから次のデータを返します。ただし、hire_date カラムには、次のテーブルにあるデータではなく、そのローを挿入した時間が記載されます。
employee_id | first_name | last_name | hire_date |
---|---|---|---|
1 | Kelly | Meloy | 2011-03-25 08:27:56.310 |
2 | Melisa | Boysen | 2011-03-25 08:27:56.310 |
Interactive SQL との接続を切断します。
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