このレッスンでは、HTTP メッセージシステム用メッセージサーバーとして動作する統合データベースを設定します。メッセージサーバーとして動作する別のデータベースとデータベースサーバーを設定することも可能です。
Interactive SQL を使用して、DBA 権限のあるユーザーとして接続します。
dbisql -c "SERVER=cons;DBN=cons;UID=DBA;PWD=sql" |
データベースが最初に初期化されたとき、リモートユーザーからの HTTP 要求を受け付けるのに必要な Web サービスはどれも定義されておらず、メッセージファイルが格納されているディレクトリにデータベースサーバーがアクセスするのを許可する定義はありません。これらのオブジェクトの作成は、誰がすべてのオブジェクトを所有するのかを指定するオプションのパラメーターを持つ sr_add_message_server ストアドプロシージャーの使用により自動化されています。統合データベース (cons) に次の文を実行して、メッセージサーバーに必要なすべてのオブジェクトを定義して、すべてのオブジェクトが cons ユーザーによって所有されていることを指定します。
GRANT GROUP TO cons; SET REMOTE http OPTION cons.root_directory='c:\\tutorial\\messages'; CALL sr_add_message_server( 'cons' ); COMMIT; |
Relay Server が HTTP 要求をバックエンド SQL Anywhere サーバーに転送する場合には追加設定が必要となります。いくつかのノードが読み込み専用、いくつかのノードが読み込み/書き込みノードとして定義されているバックエンド SQL Anywhere サーバーのために、高可用性環境を設定することが可能です。このチュートリアルでは、システムに 1 つのデータベースサーバーしかないため、このデータベースは読み込み/書き込みノードとして定義する必要があります。統合データベース (cons) で次の文を実行し、Relay Server がこのデータベースサーバーを読み込み/書き込みノードとして認識するよう必要なオブジェクトをすべて定義します。
CREATE PROCEDURE sp_oe_read_status() RESULT (doc LONG VARCHAR) BEGIN DECLARE res LONG VARCHAR; SET res='AVAILABLE=TRUE'; CALL sa_set_http_header('Content-Length', LENGTH(res) ); SELECT res; END; GO CREATE SERVICE oe_read_status TYPE 'raw' AUTHORIZATION OFF SECURE OFF USER DBA AS CALL sp_oe_read_status(); GO |
Interactive SQL との接続を切断します。
Outbound Enabler は、Relay Server とバックエンド SQL Anywhere データベースの間のチャネルとして動作します。machine_cons コンピュータ上で、次のコマンドラインにより Relay Server Outbound Enabler (RSOE) を起動します。
rsoe -cr "host=machine_iis;port=80;url_suffix=/rs/server/rs_server.dll" -cs "host=machine_cons;port=8033;status_url=/oe_read_status" -f srhttp_tutorial_farm -id srhttp_tutorial_server -v 5 -o rsoe.log |
レッスン 4:リモートデータベースの作成に進みます。
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