レッスン 2：統合データベースでの PUBLISH パーミッションと REMOTE パーミッションの付与

SQL Remote システムのすべてのデータベースには、パブリッシャーが必要です。パブリッシャーは、PUBLISH パーミッションを持つユニークなユーザーです。パブリケーションの更新と受信確認を含む、SQL Remote のすべての出力メッセージは、パブリッシャーによって識別されます。SQL Remote システムのすべてのデータベースは、受信確認を送信します。

♦ 統合データベースのパブリッシャーを作成する (Interactive SQL の場合)

現在、統合データベース (hq) に接続されていない場合は、次のコマンドを実行します。
dbisql -c "UID=DBA;PWD=sql;SERVER=server_hq;DBF=c:\tutorial\hq.db"

次の文を実行して、CONNECT パーミッションおよび PUBLISH パーミッションを持つユーザー hq_user を作成します。

CREATE USER hq_user IDENTIFIED BY hq_pwd;
GRANT CONNECT TO hq_user IDENTIFIED BY hq_pwd;
GRANT PUBLISH TO hq_user;

次の文を実行して、データベースのパブリッシュユーザー ID を確認します。
SELECT CURRENT PUBLISHER;

統合データベースなど、他のデータベースにメッセージを送信するデータベースでは、メッセージの送信先となるリモートデータベースを指定する必要があります。統合データベースでこれらのリモートデータベースを指定するには、リモートデータベースのパブリッシャーに REMOTE パーミッションを付与します。REMOTE パーミッションによって、現在のデータベースからメッセージを受信するデータベースが識別されます。

♦ REMOTE パーミッションを付与する

次の文を実行して、CONNECT パーミッションおよび PUBLISH パーミッションを持つユーザー field_user とパスワード field_pwd を作成します。

CREATE USER field_user IDENTIFIED BY field_pwd;
GRANT CONNECT TO field_user IDENTIFIED BY field_pwd;
GRANT REMOTE TO field_user 
TYPE file 
ADDRESS 'field';

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