パブリッシャーの SQL Remote Message Agent (dbremote) はサブスクライバーにメッセージを送信すると、送信したメッセージの最後の COMMIT のトランザクションログオフセット値を log_sent 値に設定します。

たとえば、パブリッシャーが次のメッセージを user1 に送信します。

(0-0000923200-0000923357-「0」)

パブリッシャーの SYSREMOTEUSER システムテーブル内で、パブリッシャーは log_sent 値に user1 の 0000923357 を設定します。

メッセージが受信されてサブスクライバーデータベースに適用されると、パブリッシャーには確認メッセージが送信されます。確認メッセージには、サブスクライバーデータベースによって適用された最新のトランザクションログオフセットが含まれています。

たとえば、確認メッセージでは、user1 がトランザクションログオフセット 0000923357 以前のすべてのトランザクションを適用したことが確認されます。

パブリッシャーの SQL Remote Message Agent (dbremote) は確認メッセージを受信すると、SYSREMOTEUSER システムテーブルの confirm_sent カラムにユーザーの確認メッセージのオフセット値を設定します。

たとえば、パブリッシャーは、パブリッシャーの SYSREMOTEUSER システムテーブルの confirm_sent カラムに user1 の 0000923357 を設定します。

サブスクライバーデータベースの SQL Remote Message Agent (dbremote) がレプリケーションのアップデートを受信して適用すると、そのメッセージの最後の COMMIT のオフセットによって SYSREMOTEUSER システムテーブルの log_received カラムが更新されます。

たとえば、サブスクライバーが次のメッセージを受信して適用すると、SYSREMOTEUSER システムテーブルの log_received 値に 0000923357 が設定されます。

(0-0000923200-0000923357-「0」)

すべてのサブスクライバーデータベースの log_received カラムには、パブリッシャーデータベースのトランザクションログでの、トランザクションログオフセットが入ります。

オペレーションが受信され適用されると、サブスクライバーの SQL Remote Message Agent (dbremote) は、その SYSREMOTEUSER システムテーブルの confirm_received 値を設定し、パブリッシャーデータベースに確認メッセージを送信します。