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SQL Anywhere 12.0.1 » Ultra Light データベース管理とリファレンス » Ultra Light データベースの作成

 

SQL Anywhere リファレンスデータベースからの Ultra Light データベースの作成

リファレンスデータベースは、作成している Ultra Light データベースのテンプレートとして機能する SQL Anywhere データベースです。Ultra Light データベースは、リファレンスデータベース内のカラム、テーブル、インデックスのサブセットです。これらのオブジェクトは、リファレンスデータベース内のパブリケーションの一部として選択します。SQL Anywhere データベースからのデータを新しい Ultra Light データベースに含めるように選択することもできます。

Sybase PowerDesigner などのアーキテクチャーツールを使用して最初にデータをモデリングする場合は、リファレンスデータベースからデータベースを作成すると役立ちます。

リファレンスデータベースからデータベースを作成するには、ulinit ユーティリティを使用します。SQL Anywhere リファレンスデータベースからの Ultra Light データベースの作成Ultra Light データベース初期化ユーティリティ (ulinit)を参照してください。

 ♦ リファレンスデータベースからの新しい Ultra Light データベースの初期化または抽出 (コマンドラインの場合)
  1. リファレンスデータベースとして、新しい SQL Anywhere データベースを作成します。

    dbinit ユーティリティか Sybase Central を使用して、新しい SQL Anywhere データベースを作成できます。また、サードパーティのファイルからデータを移行することで、SQL Anywhere 以外のデータベースから SQL Anywhere データベースを作成することもできます。

    SQL Anywhere データベースの作成を参照してください。

  2. Ultra Light データベースに必要なオブジェクトを追加してリファレンスデータベースを準備します。

    • テーブルとキー   テーブルを追加し、Ultra Light に必要なプライマリキーを設定します。必要な場合は、Ultra Light アプリケーション内で必要な外部キーの関係を割り当てることもできます。Sybase Central、Sybase PowerDesigner Physical Data Model、または別のデータベース設計ツールを使用できます。Ultra Light のテーブルとカラムを参照してください。

    • インデックス   特に低速のデバイスでは、インデックスによってパフォーマンスが大きく向上します。プライマリキーは自動的にインデックス付きになりますが、他のカラムは自動的にはインデックス付きになりません。インデックスを使用する場合を参照してください。

    • パブリケーション   テーブルによって同期のタイミングを変えるには、パブリケーションを使用します。複数の Ultra Light パブリケーションを使用してテーブルのサブセットを定義して、サブセットごとに同期の優先度を設定できます。Ultra Light でのデータのパブリッシュを参照してください。

    ヒント

    Ultra Light アプリケーションで情報を特定の順序で取り出すことが頻繁にある場合は、リファレンスデータベースにインデックスを追加できます。インデックススキャンの使用を参照してください。

  3. 必要なオプションを指定して ulinit ユーティリティを実行します :

    ulinit -a DBF=MySource.db customer.udb -n Pub1 -s Pub2

    この例では、MySource.db は SQL Anywhere 参照データベースで customer.udb は作成された Ultra Light データベースです。テーブルとインデックスは、Pub1 と Pub2 パブリケーションに含まれるものと一致します。Ultra Light データベースのパブリケーションは、Pub2 に作成されます。

 参照