次の表に、Ultra Light データベースと Ultra Light Java Edition データベースに適用されるハード制限を示します。多くの場合、これらの制限はモバイルデバイスの最大容量を超えるものです。パフォーマンスとデバイスの容量を考慮すると、より厳しい制限が必要になります。
項目 | Ultra Light データベースの制限事項 | Ultra Light Java Edition データベースの制限事項 |
---|---|---|
データベースとファイルサイズ | 1 つのデータベースにつき 1 ファイル。ファイルサイズは、オペレーティングシステムとファイルシステムによって制限されます。 | 1 つのデータベースにつき 1 ファイル。ファイルサイズは、オペレーティングシステムとファイルシステムによって制限されます。 |
テンポラリファイルのサイズ | オペレーティングシステムによって制限されます。 | オペレーティングシステムによって制限されます。 |
キャッシュサイズ | デバイス上の使用可能メモリによって制限されます。 | デバイス上の使用可能メモリによって制限されます。 |
動的キャッシュサイズ |
Ultra Light では、データベースの初期サイズ、最小および最大キャッシュサイズを設定できます。キャッシュのサイズは、Ultra Light によって最大サイズまで継続的に最適化されます (指定した場合)。 次の項を参照してください。 |
Ultra Light Java Edition データベースでは、固定キャッシュサイズだけがサポートされます。 |
データベースでサポートされる同時オープン接続の最大数 | 最大 14 | 制限なし |
すべてのデータベースへの同時オープン接続の最大数 | モバイルデバイスでは最大 16、デスクトップでは最大 64。 | 制限なし |
同時に実行できるデータベースの最大数 | Ultra Light エンジンは、モバイルデバイスでは最大 8、デスクトップでは最大 32 のデータベースをサポートします。 | 制限なし |
デスクトップから Windows Mobile デバイスへの直接デバイス接続 | Windows Mobile デバイス上に配備したデータベースにデスクトップから接続するには、接続文字列に WCE:\ のプレフィクスを付けます。 Windows Mobileを参照してください。 | 適用外 |
SQLCA (SQL Communication Area) | 最大 63 | 適用外 |
ファイルベースの永続ストア (データベースサイズ) | 2 GB のファイルまたはオペレーティングシステムのファイルサイズの制限 | オペレーティングシステムによって制限されます。 |
テーブルあたりのロー数 |
最大 1600万 場合によっては、ローに対する変更 (削除および更新) とその他のステータス情報がローデータとともに保持されます。この情報により、変更が同期されます。必然的に、同期間のテーブルのトランザクション数や、テーブルの同期の有無によっては、実際のローの制限が 1600 万より小さくなります。 Ultra Light でのトランザクション処理を参照してください。 |
最大 1600万 場合によっては、ローに対する変更 (削除および更新) とその他のステータス情報がローデータとともに保持されます。この情報により、変更が同期されます。必然的に、同期間のテーブルのトランザクション数や、テーブルの同期の有無によっては、実際のローの制限が 1600 万より小さくなります。 Ultra Light でのトランザクション処理を参照してください。 |
ローサイズ |
パックされた各ローの長さはページサイズ以下である必要があります。 ローのパックとテーブル定義を参照してください。 文字列がカラムサイズよりも短い場合は埋め込みなしで格納されます。LONG BINARY と LONG VARCHAR として宣言されたカラムは個別に格納されるため、除外されます。 |
ローの内容 (圧縮後) はデータベースのページサイズ以下である必要があります。 |
データベースあたりのロー数 | 永続ストアによって制限されます。 | 永続ストアによって制限されます。 |
テーブルの大きさ | データベースのサイズによって制限されます。 | データベースのサイズによって制限されます。 |
データベースあたりのテーブル数 | データベースのサイズによって制限されます。 | 最大 32000 |
テーブルあたりのカラム数 | ローサイズはページサイズによって制限されるため、テーブルあたりのカラム数の上限は、実際にはページサイズによって決まります。一般的に、実質的な制限は 4000 よりもかなり小さくなります。 | ローサイズはページサイズによって制限されるため、テーブルあたりのカラム数の上限は、実際にはページサイズによって決まります。一般的に、実質的な制限は 4000 よりもかなり小さくなります。 |
テーブルあたりのインデックス数 | データベースのサイズによって制限されます。 | データベースのサイズによって制限されます。 |
トランザクションあたりの参照テーブル数 | 制限なし | 制限なし |
ストアドプロシージャーの長さ | 適用外 | 適用外 |
データベースあたりのストアドプロシージャー数 | 適用外 | 適用外 |
データベースあたりのトリガー数 | 適用外 | 適用外 |
ネスト | 適用外 | 適用外 |
パブリケーション数 | 最大 63 | 最大 63 |
データベースのページ数 | ファイルサイズによって制限されます。 | 最大 216 |
データベースページサイズ | 16 KB | 最小 256 バイト、最大 16 KB |
接続ごとのカーソル数 | Ultra Light データベースへの特定の接続で使用できるカーソルの最大数は 64 です (すべてのプラットフォーム)。 | Ultra Light データベースへの特定の接続で使用できるカーソルの最大数は 64 です (すべてのプラットフォーム)。 |
文字列 | ローがページ上に収まる必要があります。 | ローがページ上に収まる必要があります。 |
バイナリデータ型 | ローがページ上に収まる必要があります。 | ローがページ上に収まる必要があります。 |
long binary と long varchar のサイズ | データベースサイズによってのみ制限されます。 | データベースサイズによってのみ制限されます。 |
blob サイズ | ファイルサイズによって制限されます。 | 最大 224 バイト |
使用できる独立性レベル | 0 (コミットされていない読み出し) または 1 (コミットされた読み出し) | 0 (コミットされていない読み出し) |
カスケード更新および削除 | 削除と更新がカスケードされる宣言参照整合性は、Ultra Light データベースではサポートされていない機能です。ただし、同期中はこの目的で削除が自動的にカスケードされます。 | サポートされていません。 |
イベントのスケジュールと処理 | Ultra Light イベントモデルは SQL Anywhere とは異なります。 | サポートされていません。 |
Ultra Light Java Edition データベースの互換性 |
Ultra Light データベースは、Ultra Light Java Edition データベースと互換性がありません。Ultra Light データベースと Ultra Light Java Edition データベースは、ロードとアンロードのユーティリティを使用して相互に変換することができます。 次の項を参照してください。 |
Ultra Light データベースは、Ultra Light Java Edition データベースと互換性がありません。Ultra Light データベースと Ultra Light Java Edition データベースは、ロードとアンロードのユーティリティを使用して相互に変換することができます。 次の項を参照してください。 |
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