ULjDbT ユーティリティは、Ultra Light データベースを BlackBerry スマートフォンから、デスクトップ、ラップトップ、サーバーなどの外部デバイスに転送する機能を提供します。また、データベースを削除したり、データベース情報を表示したり、データベース転送ログを表示または電子メールで送信したりすることができます。このユーティリティは、Ultra Light Java Edition データベース転送デスクトップアプリケーション (ULjDbT) と BlackBerry スマートフォンクライアントアプリケーション (ULjDatabaseTransfer.cod) という同時に実行する必要がある 2 つのアプリケーションで構成されています。
Ultra Light J データベース転送デスクトップアプリケーション BlackBerry スマートフォンクライアントアプリケーションBlackBerry スマートフォンクライアントアプリケーションは、USB ケーブル、またはデスクトップアプリケーションに対して指定された TCP ポートを使用して、Ultra Light Java Edition データベースを送信します。
また、データベースを削除したり、データベース情報を表示したり、データベース転送ログを表示または電子メールで送信したりすることができます。
♦ クライアントアプリケーションの起動クライアントアプリケーションは、SQL Anywhere インストールディレクトリの UltraLite\UltraLiteJ\BlackBerry4.2 ディレクトリにある署名付きファイルです。
SQL Anywhere インストールディレクトリの UltraLite\UltraLiteJ\BlackBerry4.2 ディレクトリから ULjDatabaseTransfer.cod をロードします。
クライアントアプリケーションのアイコンがアプリケーションのリストに表示されます。
アプリケーションを起動し、トラックホイールを押します。
[データベース接続] 画面で、次のフィールドを完成させます。
[データベース名] 外部デバイスに転送するデータベースの名前。名前が file:// (大文字と小文字が区別される) で始まる場合は、クライアントアプリケーションによってデータベースがファイルシステムで検索されます。そうでない場合は、データベースがオブジェクトストアで検索されます。
[データベースのパスワード] データ転送を許可するデータベースパスワード。[データベースのパスワード] を空白にすると、デフォルトのパスワードが使用されます。
[次へ] をクリックします。
[アクション] 画面が表示されます。この画面からすべてのクライアントアプリケーション機能にアクセスできます。
♦ BlackBerry スマートフォンクライアントアプリケーションを使用したデータベースの転送[アクション] 画面で、目的の接続方法 (USB または HTTP) を選択します。
USB 転送の場合は、[USB を使用してデータベースをサーバーに転送します] をクリックします。HTTP 転送の場合は、手順 4 に進みます。
指示に従って、データベース転送デスクトップアプリケーションを起動します。
データベースを正常に転送するには、デバイスまたはシミュレーターが BlackBerry Device Manager に接続されていることを確認してください。シミュレーターの場合は、[USB Cable Connected] を使用して USB 接続がシミュレートされていることを確認してください。
クライアントアプリケーションで [次へ] をクリックします。
デスクトップアプリケーションで、[USB] が選択されていることを確認し、[開始] をクリックします。
BlackBerry スマートフォンで、外部デバイスへのデータベースの転送が開始されます。進行状況はデスクトップアプリケーションに表示されます。
クライアントアプリケーションとデスクトップアプリケーションの両方で [OK] をクリックして閉じます。
HTTP 転送の場合は、[HTTP を使用してデータベースをサーバーに転送します] をクリックします。
[HTTP 転送] 画面で、[次へ] をクリックします。
次の値を指定します。
[ホスト] デスクトップの IP アドレス。
[ポート] デスクトップアプリケーションの [接続プロパティ] で指定されたポート。
[URL サフィックス] http:// サフィックス (必須) を含む、転送を受信するサーバーのホスト名。
[次へ] をクリックします。
個人特定不可デバイス上の BES を介して転送する場合、[URL サフィックス] は空のままにします。個人特定可能デバイスでは、サフィックス ;deviceside=false を使用します。
ダイレクト TCP 経由で転送する場合、サフィックス ;deviceside=true を使用します。この機能をサポートしていない通信事業者もあります。
通信事業者の WAP ゲートウェイについて APN 情報がわかっている場合は、その WAP ゲートウェイを使用できることがあります。その情報もサフィックスに付加する必要があります。BES 経由の場合であっても、Ultra Light Java Edition データベース転送ユーティリティを実行しているコンピューターと BES との間にファイアウォールがある可能性があります。その場合は、SSL トンネルを使用する必要があります。[HTTP Transfer Parms] 画面で、ファイアウォールの BES 側で実行している SSL サーバーのポートと名前または IP アドレスを指定します。また、転送アプリケーションに SSL クライアントがマッピングされているポートを指定する必要もあります。
データベースを BlackBerry シミュレーターから転送する場合は、BlackBerry MDS シミュレーターが実行されているか、または BlackBerry シミュレーターで実行されている Ultra Light Java Edition データベース転送ユーティリティに対して URL サフィックス ;deviceside=true を指定する必要があります。
デスクトップアプリケーションで、[HTTP] が選択されていることを確認し、[開始] をクリックします。
クライアントアプリケーションで [次へ] をクリックします。
BlackBerry スマートフォンで、外部デバイスへのデータベースの転送が開始されます。進行状況はデスクトップアプリケーションに表示されます。
クライアントアプリケーションとデスクトップアプリケーションの両方で [OK] をクリックして閉じます。
♦ Ultra Light J データベース転送アプリケーションによるデータベースの受信SQL Anywhere のインストールディレクトリの Bin32 ディレクトリから ULjDbTServ.cmd を実行します。
Ultra Light Java Edition データベース転送アプリケーションがロードされます。
[接続] タブで、[接続方法] をクリックします。
[接続プロパティ] の下で、次の値を指定します。
[ポート] このフィールドは、HTTP 接続だけに適用されます。BlackBerry スマートフォンが接続する TCP ポート番号を入力します。通常、このポート番号は BlackBerry スマートフォン上で実行中の Ultra Light Java Edition データベース転送ユーティリティに指定されているポート番号と一致します。ただし、SSL を使用している場合は、ポート番号が異なることがあります。
[Blackberry のパスワード] このフィールドは、USB 接続だけに適用されます。接続している BlackBerry スマートフォンがロックされている場合、アクセスするためのパスワードを入力します。パスワードがない場合は、このフィールドを空白のままにします。
[タイムアウト] サーバーアプリケーションがタイムアウトし、接続を切断するまでの分単位のアイドル時間。
[出力] 転送されたデータベースを保存するファイル名とロケーションを指定します。
[開始] をクリックして BlackBerry スマートフォンへの接続を開きます。
サーバーアプリケーションは、タイムアウトするか、接続が確立するまで待機します。既存のファイルを指定した場合は、そのファイルを上書きするかどうかという質問が表示されます。
[ログ] タブに、エラーメッセージを含む、サーバーの状態と転送の進行状況に関する詳細が表示されます。
♦ データベースの削除[アクション] 画面で、[データベースを削除します] をクリックします。
確認ウィンドウで、[削除] をクリックしてデータベースを削除します。
[データベースは削除されました。] ウィンドウで、[OK] をクリックしてクライアントを閉じます。
♦ データベース情報の表示[アクション] 画面で、[データベース情報を表示します] をクリックします。スクロールしてすべてのデータベース情報を確認します。
[前へ] をクリックして [アクション] 画面に戻ります。
♦ ログファイルの表示[データベース接続] 画面で、メニューを表示します。
[ログ] をクリックします。[ログ] 画面が表示されます。
ログファイルを電子メールで送信するには、ログの送信先の電子メールアドレスを入力して、[電子メールを送信します] をクリックします。前の画面に戻るには、Enter キーを押します。
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