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SQL Anywhere 12.0.1 » Ultra Light データベース管理とリファレンス » Ultra Light のパフォーマンスに関するヒント

 

Ultra Light Java Edition データベースのキャッシュサイズ

Ultra Light データベースは、すべてのプラットフォームの一連のページに格納されます。ページのワーキングセットは、キャッシュに保持され、先入れ先出し (FIFO) 方式で管理されます。現在使用中のページは、スワップアウトされないようにキャッシュ内でロックされます。

大規模なデータベースの場合は、データベースを開くたびにデータベースを設定し、メモリに一度に格納するロー数とインデックスページ数を制限できます。

ベンチマークテストを実行すると、Ultra Light Java Edition データベースのパフォーマンスをグラフ化し、ビジネスソリューションに最適なキャッシュサイズを判別できます。

さまざまなキャッシュサイズでテストを実行することによって、パフォーマンスの急激な変動を観察します。キャッシュは、十分なページのワーキングセットを保持できる大きさにする必要があります。キャッシュにストレスをかけるには、次の項目を検討してください。

  • テーブルに複数のインデックスを作成し、外部キーを追加する。

  • ローをランダムに (インデックスの順序とは異なる順で) 挿入する。

  • データベースページサイズの 25 % 以上となる多数のローを作成する。

  • インデックスのハッシュを 0 以外の値に設定する。このようにサイズを増やすと、必要とされるページアクセスも増えます。

  • 最小のキャッシュサイズからパフォーマンスのグラフ作成を開始する。たとえば、Windows の場合は 256 KB (このプラットフォームの最小許容キャッシュ)、その他のすべてのプラットフォームの場合は 64 KB です。

  • データベースを暗号化または難読化する。難読化は、強力な暗号化に比べて使用するコードが少なく、実行する計算も少なくなります。単純暗号化のパフォーマンスは、暗号化をまったく行わない場合よりも若干遅いだけです。ただし、最終的には、強力な暗号化を使用するかどうかは、セキュリティの要件に従って決定する必要があります。

 参照