Ultra Light データベースは、すべてのプラットフォームの一連のページに格納されます。ページのワーキングセットは、キャッシュに保持され、先入れ先出し (FIFO) 方式で管理されます。現在使用中のページは、スワップアウトされないようにキャッシュ内でロックされます。
大規模なデータベースの場合は、データベースを開くたびにデータベースを設定し、メモリに一度に格納するロー数とインデックスページ数を制限できます。
ベンチマークテストを実行すると、Ultra Light Java Edition データベースのパフォーマンスをグラフ化し、ビジネスソリューションに最適なキャッシュサイズを判別できます。
さまざまなキャッシュサイズでテストを実行することによって、パフォーマンスの急激な変動を観察します。キャッシュは、十分なページのワーキングセットを保持できる大きさにする必要があります。キャッシュにストレスをかけるには、次の項目を検討してください。
テーブルに複数のインデックスを作成し、外部キーを追加する。
ローをランダムに (インデックスの順序とは異なる順で) 挿入する。
データベースページサイズの 25 % 以上となる多数のローを作成する。
インデックスのハッシュを 0 以外の値に設定する。このようにサイズを増やすと、必要とされるページアクセスも増えます。
最小のキャッシュサイズからパフォーマンスのグラフ作成を開始する。たとえば、Windows の場合は 256 KB (このプラットフォームの最小許容キャッシュ)、その他のすべてのプラットフォームの場合は 64 KB です。
データベースを暗号化または難読化する。難読化は、強力な暗号化に比べて使用するコードが少なく、実行する計算も少なくなります。単純暗号化のパフォーマンスは、暗号化をまったく行わない場合よりも若干遅いだけです。ただし、最終的には、強力な暗号化を使用するかどうかは、セキュリティの要件に従って決定する必要があります。
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