Ultra Light エンジンを使用しない C/C++ アプリケーションを作成する場合、静的な Ultra Light ランタイムライブラリにリンクさせる (この場合、すべての Ultra Light コードが確実にアプリケーションにリンクされます) か、または Windows および Windows Mobile でインポートライブラリにリンクさせて、アプリケーションの起動時に Ultra Light ランタイムコードを動的にロードすることができます。
次の接続パラメーターと作成パラメーターを指定します。
難読化を使用している場合は、データベース作成時に作成パラメーター obfuscate=1 を設定します。
AES または FIPS 140-2 AES 暗号化を使用している場合は、データベースの作成時または接続時に接続パラメーター DBKEY=encryption-key を設定します。
Ultra Light アプリケーションで使用される同期タイプに適した手順に従います。
同期タイプ | パラメーターの設定 |
---|---|
TCP/IP |
Stream 同期パラメーターを "tcpip" に設定します。 |
HTTP |
Stream 同期パラメーターを "http" に設定します。 |
RSA TLS |
Stream 同期パラメーターを "tls" に設定します。 |
RSA HTTPS |
Stream 同期パラメーターを "https" に設定します。 |
ECC TLS |
Stream 同期パラメーターを "tls" に設定します。 プロトコルオプション tls_type=ecc を設定します。 ECC E2EE 暗号化を使用している場合は、プロトコルオプション e2ee_type=ecc を設定します。 |
ECC HTTPS |
Stream 同期パラメーターを "https" に設定します。 プロトコルオプション tls_type=ecc を設定します。 ECC E2EE 暗号化を使用している場合は、プロトコルオプション e2ee_type=ecc を設定します。 |
FIPS 140-2 RSA TLS |
Stream 同期パラメーターを "tls" に設定します。 プロトコルオプション fips=yes を設定します。 |
FIPS 140-2 RSA HTTPS |
Stream 同期パラメーターを "https" に設定します。 プロトコルオプション fips=yes を設定します。 |
RSA、ECC、または RSA FIPS 140-2 エンドツーエンド暗号化を使用している場合は、プロトコルオプション e2ee_public_key=key-file を設定します。
ZLIB 圧縮を使用している場合は、プロトコルオプション compression=zlib を設定します。
次のファイルに対してリンクします。
ulrt.lib
ulbase.lib
RSA TLS、または RSA HTTPS 同期を使用している場合は ulrsa.lib
ECC TLS、または ECC HTTPS 同期を使用している場合は ulecc.lib
Ultra Light アプリケーションで次のメソッドを呼び出します。
AES 暗号化を使用している場合は ULDatabaseManager.EnableAesDBEncryption メソッド
FIPS 140-2 AES 暗号化を使用している場合は ULDatabaseManager.EnableAesFipsDBEncryption メソッド
次のメソッドが、Ultra Light アプリケーションで使用される同期タイプに対して呼び出されるようにします。
TCP/IP EnableTcpipSynchronization メソッドを呼び出します。
HTTP EnableHttpSynchronization メソッドを呼び出します。
RSA を使用する TLS EnableTlsSynchronization メソッドと EnableRsaSyncEncryption メソッドを呼び出します。
RSA を使用する HTTPS EnableHttpsSynchronization メソッドと EnableRsaSyncEncryption メソッドを呼び出します。
ECC を使用する TLS EnableTlsSynchronization メソッドと EnableEccSyncEncryption メソッドを呼び出します。
ECC を使用する HTTPS EnableHttpsSynchronization メソッドと EnableEccSyncEncryption メソッドを呼び出します。
FIPS 140-2 RSA を使用する TLS EnableTlsSynchronization メソッドと EnableRsaFipsEncryption メソッドを呼び出します。
FIPS 140-2 RSA を使用する HTTPS EnableHttpsSynchronization メソッドと EnableRsaFipsSyncEncryption メソッドを呼び出します。
次のファイルを配備します。
FIPS 140-2 AES 暗号化を使用している場合は ulfips12.dll と sbgse2.dll。
RSA FIPS 140-2 TLS、または RSA FIPS 140-2 HTTPS 同期を使用している場合は sbgsse2.dll と mlcrsafips12.dll。
![]() |
DocCommentXchange で意見交換できます
|
Copyright © 2012, iAnywhere Solutions, Inc. - SQL Anywhere 12.0.1 |