次の手順では、Ultra Light データベースへの接続を確立する Ultra Light.NET アプリケーションにコントロールを追加します。
フォームをダブルクリックして、ソースファイル (Form1.cs または Form1.vb) を開きます。
コードを追加して、iAnywhere.Data.UltraLite ネームスペースをインポートします。
ファイルの先頭行に次の文を追加します。
//Visual C# using iAnywhere.Data.UltraLite; |
'Visual Basic Imports iAnywhere.Data.UltraLite |
グローバル変数をフォーム宣言に追加します。
Visual C# の場合は、フォームコンポーネントを記述したコードと、最初のメソッド宣言までの間に、次のコードを追加します。
//Visual C# private ULConnection Conn; private int[] ids; |
Visual Basic の場合は、Form1 クラスの先頭に次のコードを追加します。
'Visual Basic Dim Conn As ULConnection Dim ids() As Integer |
これらの変数は次のように使用します。
ULConnection Connection オブジェクトは、データベースへの接続時に実行されるすべてのアクションのルートオブジェクトです。
ids ids 配列を使用して、クエリの実行後に返される ID カラム値を格納します。
ListBox コントロール自体によって順序番号にアクセスできますが、ローが削除されると、これらの番号は ID カラムの値とは異なります。このため、ID カラム値を個別に格納してください。
フォームの空白領域をダブルクリックして、Form1_Load メソッドを作成します。
このメソッドでは次のタスクを実行します。
ulConnectionParms1 コントロールで設定されている接続パラメーターを使用して、データベースへの接続を開きます。
RefreshListBox メソッドを呼び出します (このチュートリアルの後半で定義)。
エラーが発生したら、エラーメッセージを印刷 (表示) します。SQL Anywhere エラーの場合は、エラーコードも出力されます。エラーメッセージを参照してください。
C# の場合は、次のコードを Form1_Load メソッドに追加します。
//Visual C# try { String ConnString = "dbf=\\Program Files\\CSApp\\CSApp.udb"; Conn = new ULConnection( ConnString ); Conn.Open(); Conn.DatabaseID = 1; RefreshListBox(); } catch ( System.Exception t ) { MessageBox.Show( "Exception: " + t.Message); } |
Visual Basic の場合は、次のコードを Form1_Load メソッドに追加します。
'Visual Basic Try Dim ConnString as String = "dbf=\Program Files\VBApp\VBApp.udb" Conn = New ULConnection( ConnString ) Conn.Open() Conn.DatabaseID = 1 RefreshListBox() Catch MsgBox("Exception: " + err.Description) End Try |
プロジェクトをビルドします。
[ビルド] メニューで [ソリューションのビルド] をクリックします。この段階で、1 つのエラーがレポートされます。たとえば C# の場合は、RefreshListBox が宣言されていないことを示す「error CS0103: The name 'RefreshListBox' does not exist in the current context.
」というエラーがレポートされます。次のレッスンではこの関数を追加します。
他のエラーが表示された場合は、先へ進む前にエラーを修正します。C# における大文字と小文字の違いなどの一般的なエラーをチェックします。たとえば、UltraLite および ULConnection は大文字と小文字が正確に一致している必要があります。Visual Basic では、レッスン 3 で説明した Imports iAnywhere.Data.UltraLite 文を含めることが重要です。
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