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SQL Anywhere 12.0.1 » Ultra Light .NET プログラミング » チュートリアル:Ultra Light.NET を使用した Windows Mobile アプリケーションの構築

 

レッスン 1:Visual Studio プロジェクトの作成

次の手順では、新しい Visual Studio アプリケーションを作成および設定します。プログラミング言語として Visual Basic と C# のどちらも使用できます。

このチュートリアルでは、C# アプリケーションを設計している場合はファイルがディレクトリ C:\tutorial\uldotnet\CSApp にあり、Visual Basic アプリケーションを設計している場合はファイルがディレクトリ C:\tutorial\uldotnet\VBApp にあることを前提とします。別の名前のディレクトリを使用する場合は、チュートリアルを通じてそのディレクトリを使用してください。

 ♦ Visual Studio プロジェクトの作成
  1. Visual Studio プロジェクトを作成します。

    • Visual Studio で、[ファイル] » [新規作成] » [プロジェクト] をクリックします。

    • [新しいプロジェクト] ウィンドウが表示されます。左ウィンドウ枠で、[Visual Basic] フォルダーまたは [Visual C#] フォルダーを選択します。プロジェクトタイプとして [スマート デバイス] をクリックします。

      右ウィンドウ枠で、[スマート デバイス プロジェクト] をクリックし、Visual Basic と C# のどちらをプログラミング言語として使用するかに応じて、プロジェクトに VBApp または CSApp という名前を付けます。

    • C:\tutorial\uldotnet の場所を入力し、[OK] をクリックします。

    • ターゲットプラットフォームとして [Windows Mobile 5.0 Pocket PC SDK]、ターゲット .NET Compact Framework バージョンとして [.NET Compact Framework バージョン 3.5] をクリックします。[OK] をクリックします。

  2. プロジェクトに参照を追加します。

    • iAnywhere.Data.UltraLite アセンブリと、関連するリソースをプロジェクトに追加します。

      1. [プロジェクト] » [参照の追加] をクリックします。

      2. 利用可能な参照のリストで [iAnywhere.Data.UltraLite][iAnywhere.Data.UltraLite EN] (英語の場合) をクリックします。[OK] をクリックして、選択済みコンポーネントのリストに追加します。

        使用する言語が英語でない場合は、[参照] をクリックして、SQL Anywhere インストール環境の UltraLite\UltraLite.NET\ce\Assembly\v2\xx サブフォルダーで iAnywhere.Data.UltraLite xx を見つけます。この場合、xx は、言語を表す 2 文字の略語 (英語の場合は en、など) です。iAnywhere.Data.UltraLite.resources.dll をクリックして [開く] をクリックします。

    • Ultra Light コンポーネントをプロジェクトにリンクします。

      ここで、リンクをコンポーネントに追加したことと、コンポーネントを開いていないことを確認します。

      1. [プロジェクト] » [既存項目の追加] をクリックし、SQL Anywhere インストール環境の UltraLite\UltraLite.NET\ce サブフォルダーを参照します。

      2. [Objects of Type] リストで [実行ファイル] をクリックします。

      3. 使用している Windows Mobile デバイスのプロセッサーに対応するフォルダーを開きます。Visual Studio 2005 以降の場合は、Arm.50 フォルダーを開きます。ulnet12.dll をクリックし、[追加] ボタンの矢印をクリックして、[リンクとして追加] をクリックします。

  3. アプリケーションのフォームを作成します。

    Visual Studio のツールボックスパネルが表示されていない場合は、メインメニューで [表示] » [ツールボックス] をクリックします。オブジェクトを選択して目的のロケーションのフォームにドラッグすることで、次のビジュアルコンポーネントをフォームに追加します。

    設計 - 名前 外観 - テキスト
    Button btnInsert Insert
    Button btnUpdate Update
    Button btnDelete Delete
    TextBox txtName (テキストなし)
    ListBox lbNames (テキストなし)
    Label laName Name

    フォームは、次の図のようになります。

    [Insert]、[Update]、[Delete] の各ボタンと、テキストボックス、リストボックス、ラベルが表示された Visual Studio フォーム。
  4. ソリューションをビルドおよび配置します。

    ソリューションをビルドおよび配置し、Visual Studio プロジェクトが正しく設定されたことを確認します。

    1. [ビルド] メニューで [ソリューションのビルド] をクリックします。プロジェクトが正常にビルドされたことを確認します。Visual Basic アプリケーションをビルドしている場合、次の警告は無視してかまいません。

      Referenced assembly 'iAnywhere.Data.UltraLite.resources' is a localized satellite assembly
    2. [デバッグ] » [デバッグの開始] をクリックします。

      これによって、アプリケーションがモバイルデバイスまたはエミュレータに配置され、起動されます。アプリケーションは、エミュレーターまたはプロジェクト名に応じたデバイスのロケーション (\Program Files\VBApp または \Program Files\CSApp) に配置されます。

      配置には時間がかかる場合があります。

    3. アプリケーションがエミュレーターまたはターゲットデバイスに配置され、設計したフォーム (Form1) が正しく表示されることを確認します。

    4. エミュレーターまたはターゲットデバイスのアプリケーションを終了します。