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SQL Anywhere 12.0.1 » Ultra Light M-Business Anywhere プログラミング (旧式) » M-Business Anywhere の Ultra Light 開発

 

Ultra Light for M-Business Anywhere クイックスタート

次の手順は、付属するサンプルアプリケーション CustDB と Simple を実行する方法を示します。

 ♦ M-Business Anywhere のサンプルのインストールおよび実行

始める前に、M-Business Anywhere 6.0 以降がインストールされて実行されていることと、サーバーで管理者の権限を持っていることを確認してください。また、サポートされているハンドヘルドデバイスが必要です。

  1. Ultra Light for M-Business Anywhere サンプルファイルを配備するためにインストールディレクトリにコピーします。

    1. コマンドプロンプトを開き、SQL Anywhere インストール環境の C:\Documents and Settings\All Users\Documents\SQL Anywhere 12\Samples\UltraLiteForMBusinessAnywhere\CustDB サブディレクトリに移動します。

    2. 次のコマンドを実行します。

      build.bat deploy-dir

      ここで deploy-dir は、CustDB ファイルと Ultra Light ファイルを配備するディレクトリです。たとえば、C:\tutorial\mba を選択します。

      このバッチファイルは、必要なファイルを指定したロケーションにコピーします。コピーされるファイルを確認するには、テキストエディターで C:\Documents and Settings\All Users\Documents\SQL Anywhere 12\Samples\UltraLiteForMBusinessAnywhere\CustDB\build.bat ファイルを開きます。

  2. Web サーバーで仮想ディレクトリを作成します。この仮想ディレクトリは、手順 1 で指定したディレクトリ deploy-dir を指すようにします。次に示すのは、Microsoft IIS の場合の手順です。

    1. IIS の管理ツールを開きます。

    2. Web サイトを右クリックし、[新規作成]  » [仮想ディレクトリ] をクリックします。この仮想ディレクトリに CustDB という名前を付け、コンテンツディレクトリとして配備ディレクトリ deploy-dir を指定します。他の設定は、デフォルト値のままにします。

    3. 作成した仮想ディレクトリを右クリックして、[プロパティ] をクリックします。[HTTP ヘッダー] タブで [ファイルの種類] をクリックし、次のファイル拡張子をタイプ application/octet-stream として登録します。

      • Windows と Windows Mobile の場合:cab、dll
      • udb
    4. この仮想ディレクトリにあるファイル main.htm にアクセスするための URL をメモしておきます。デフォルトのインストール環境では、http://localhost/CustDB/main.htm です。

  3. M-Business Anywhere にユーザーを追加します。

    新しいユーザーを M-Business Anywhere に追加するには、新しいユーザープロファイルの作成、ユーザーによる自己登録の許可、CSV ファイルのインポート、という 3 つの方法があります。ここでは、新しいユーザープロファイルを作成する方法について説明します。詳細については、M-Business Anywhere のマニュアルを参照してください。

    1. 管理者として M-Business Anywhere にログインします。

      デフォルトの管理者アカウントの設定は、ユーザー ID が Admin で、パスワードは空です。

    2. 左ウィンドウ枠で [Users] をクリックします。

    3. [Create User] をクリックします。

    4. [User Name] フィールドにユニークなユーザー名を入力します。

    5. [Password] フィールドと [Confirm Password] フィールドに、パスワードを入力します。

    6. [保存] をクリックします。

  4. M-Business Anywhere クライアントをハンドヘルドデバイスまたは PC に配備します。

    1. M-Business Anywhere ログインページの [Download Client Software Only] リンクをクリックします。インストールプログラムを実行して、クライアントをインストールします。

    2. ハンドヘルドデバイスまたは PC で、M-Business Anywhere Server と同期するように M-Business Connect を設定します。

      作成した新しい M-Business ユーザーアカウントのユーザー ID とパスワードを入力します。

    3. M-Business Anywhere Server と同期させます。

      このときに接続の問題が発生した場合は、ホスト名ではなく IP アドレスを使用してホストを指定します (ActiveSync の一部バージョンで発生する名前解決の問題を回避するため)。

    詳細については、M-Business Anywhere のマニュアルを参照してください。

  5. M-Business Anywhere にグループを追加します。

    このグループは、Ultra Light for M-Business Anywhere をテストするために使用します。

    1. Web ブラウザから M-Business Anywhere に接続します。

      デフォルト URL は、http://localhost または http://localhost:8091 です。

    2. 管理者アカウントを使用してログインします。

    3. 左のナビゲーションウィンドウ枠で、[Groups] » [Create Group] をクリックします。

    4. グループに UltraLite Samples という名前を付けます。

  6. M-Business Anywhere チャネルを設定します。

    1. 左ウィンドウ枠の [Edit Group] で [Users] オプションを使用して、手順 3 で作成したユーザーをグループ UltraLite Samples に追加します。

    2. 左のナビゲーションウィンドウ枠でグループの [Channels] オプションを使用し、次のチャネルを作成します。

      設定
      [Title] CustDB
      [Location] http://localhost/CustDB/main.htm または手順 2 でメモした URL
      [Size] 1000
      [Link depth] 3
      [Allow binary distribution] チェックする
      [Hide From Users] チェックしない

      [Location] の値を設定したら、[View] をクリックして、入力した値が正しいことを確認してください。

  7. クライアントを同期します。

    最初の同期では、Ultra Light for M-Business Anywhere ファイルがハンドヘルドデバイスにダウンロードされます。

 ♦ 設定の確認
  1. 必要なファイルが存在することをチェックします。

    • Windows Mobile の場合は、デバイスを同期したら、次のファイルが \Program Files\AvantGo\Pods フォルダーに存在することをチェックします。

      • ulpod12.dll
      • custdb.udb

      いずれかのファイルが存在しない場合は、そのファイルを手動でデバイスにコピーする必要がある場合があります。

    • Windows デスクトップの場合は、デバイスを同期したら、次のファイルが AvantGo Connect フォルダーの AvantGo\Pods サブフォルダーに存在することをチェックします。

      • ulpod12.dll
      • custdb.udb

      いずれかのファイルが存在しない場合は、そのファイルを手動でデバイスにコピーする必要がある場合があります。

  2. M-Business Client を起動します。

    ハンドヘルドデバイスまたは PC で、[About] 画面に Ultra Light for M-Business Anywhere のバージョン番号が表示されることをチェックします。これにより、Ultra Light for M-Business Anywhere が正常にインストールされたことが確認できます。

  3. CustDB サンプルアプリケーションを実行します。

    1. デスクトップコンピューターで、Mobile Link サーバーを起動します。

      [スタート]  » [プログラム]  » [SQL Anywhere 12]  » [Mobile Link]  » [同期サーバーのサンプル] をクリックします。

    2. M-Business Client で CustDB アプリケーションを起動します。

      CustDB アプリケーションは、M-Business ホームページ上のリンクです。

    3. ユーザー ID を入力します。

      デフォルト値は 50 です。

    4. 同期を実行します。

      [Do you have a network connection now?] というプロンプトに対して [はい] と応答するか、CustDB アプリケーションで [同期] をクリックします。これにより Mobile Link とデータが同期されますが、この操作は M-Business Anywhere との同期とは独立しています。

      [CustDB] のフィールドにデータが表示されます。これで、CustDB アプリケーションを利用できるようになりました。

    Mobile Link の CustDB サンプルを参照してください。