各データベースには、関連付けられたトランザクションログファイルがあります。トランザクションログはデータベースのリカバリに使用します。これは、データベースに対して実行されたトランザクションの記録です。
トランザクションログには、実行されたすべてのデータ定義文と、それを実行したユーザ ID が格納されます。また、すべての更新、削除、挿入、これらの文を実行したユーザも格納されます。ただし、監査の目的によっては、これでは不十分です。デフォルトでは、トランザクションログにはイベントの時間は含まれず、イベントが発生した順序だけが含まれます。また、失敗したイベントや、SELECT 文も含まれません。
「監査」によって、データベースで実行されたアクティビティが追跡されます。監査を使用すると、追加のデータがトランザクションログに保存されます。
すべてのログイン試行 (成否とも)。ターミナル ID を含む。
すべてのイベントの正確なタイムスタンプ (ミリ秒まで解析)。
すべてのパーミッションの検査 (成否とも)。パーミッションが検査されたオブジェクトがあれば、それも含む。
システム権限を必要とするすべてのアクション。
データベースで監査が有効になっている場合、トランザクションログの使用を停止することはできません。トランザクションログをオフにするには、先に監査をオフにする必要があります。
データベースサーバ外のアクションの監査
監査の設定 (Sybase Central の場合)
監査の設定 (Interactive SQL の場合)
監査情報の取得 (Sybase Central の場合)
監査情報の取得 (dbtran ユーティリティの場合)
監査の例
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