ステータス情報ファイルを変更しないでください。高可用性システム内の各パートナと監視サーバのそれぞれがステータス情報ファイルを管理し、ミラーリングシステムのステータスについて各サーバの視点から記録を残します。
ステータス情報ファイルは、起動時に、サーバが引き受けるロールの決定に使用されます。サーバのローカルステータスは、データベースミラーリングシステム内の他のサーバのステータスと比較されます。
ミラーリングシステムの各サーバのステータス情報ファイルは、CREATE MIRROR SERVER 文の state_file オプションを使用して必ず指定する必要があります。CREATE MIRROR SERVER 文を参照してください。
ステータス情報ファイルに含まれている情報は次のとおりです。
フィールド | 説明 |
---|---|
Owner | どのデータベースサーバがプライマリサーバかを示す。 |
State | サーバがログページの受信中なのか、または最新状態なのかを示す同期ステータス (「同期中」または「同期」のどちらか) を示す。同期ステータスのミラーリングを参照してください。 |
Mode | 同期実行モード (同期、非同期、非同期フルページのいずれか) を示す。データベースミラーリングモードを参照してください。 |
Sequence | データベースミラーリングシステムでフェイルオーバが発生した回数を示す。このシーケンス番号はロールの切り替えが発生するたびに 1 ずつ増分されます。これは、サーバの視点でミラーリングシステムの状態が最新かどうかを判断するのに役立ちます。データベースミラーリングを参照してください。 |
ステータス情報ファイルの内容の例を次に示します。
[demo] Owner=server2 State=synchronizing Mode=asynchronous Sequence=35 |
ステータス情報ファイルがない場合は、自動的に作成されます。ステータス情報ファイルの変更は、データベースサーバのみが行います。ただし、ミラーリングシステムをリセットしたり、再配備するときには、ステータスファイルを削除します。
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