Click here to view and discuss this page in DocCommentXchange. In the future, you will be sent there automatically.

SAP Sybase SQL Anywhere 16.0 » SQL Anywhere サーバ データベース管理 » 高可用性と読み込み専用のスケールアウトシステム » データベースミラーリング » トラブルシューティング:データベースミラーリングシステム

 

トラブルシューティング:パートナおよび監視サーバのステータス情報ファイル

ステータス情報ファイルを変更しないでください。高可用性システム内の各パートナと監視サーバのそれぞれがステータス情報ファイルを管理し、ミラーリングシステムのステータスについて各サーバの視点から記録を残します。

ステータス情報ファイルは、起動時に、サーバが引き受けるロールの決定に使用されます。サーバのローカルステータスは、データベースミラーリングシステム内の他のサーバのステータスと比較されます。

ミラーリングシステムの各サーバのステータス情報ファイルは、CREATE MIRROR SERVER 文の state_file オプションを使用して必ず指定する必要があります。CREATE MIRROR SERVER 文を参照してください。

ステータス情報ファイルに含まれている情報は次のとおりです。

フィールド 説明
Owner どのデータベースサーバがプライマリサーバかを示す。
State サーバがログページの受信中なのか、または最新状態なのかを示す同期ステータス (「同期中」または「同期」のどちらか) を示す。同期ステータスのミラーリングを参照してください。
Mode 同期実行モード (同期、非同期、非同期フルページのいずれか) を示す。データベースミラーリングモードを参照してください。
Sequence データベースミラーリングシステムでフェイルオーバが発生した回数を示す。このシーケンス番号はロールの切り替えが発生するたびに 1 ずつ増分されます。これは、サーバの視点でミラーリングシステムの状態が最新かどうかを判断するのに役立ちます。データベースミラーリングを参照してください。

ステータス情報ファイルの内容の例を次に示します。

[demo]
Owner=server2
State=synchronizing
Mode=asynchronous
Sequence=35

ステータス情報ファイルがない場合は、自動的に作成されます。ステータス情報ファイルの変更は、データベースサーバのみが行います。ただし、ミラーリングシステムをリセットしたり、再配備するときには、ステータスファイルを削除します。