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SAP Sybase SQL Anywhere 16.0 » SQL Anywhere サーバ データベース管理 » ユーザとデータベースのセキュリティ » ユーザのセキュリティ (ロールと権限) » パスワード » 二重制御パスワード

 

二重制御パスワードの設定 (SQL の場合)

二重制御パスワードを設定するか、二重制御パスワードの最初または最後の部分を変更します。この機能により、ユーザのパスワードすべてを管理者が知ってしまうことを防ぎます。

前提条件

CHANGE PASSWORD システム権限が必要です。

ターゲットユーザは、そのログインポリシーで change_password_dual_control オプションが有効になっている必要があります。

内容と備考

別の管理者が、パスワードの残りの部分を変更する必要があります。ユーザは、パスワードの 2 つの部分を組み合わせ、この組み合わせたパスワードを使用してデータベースに接続します。

パスワードの各部分では大文字と小文字が区別され、次に該当する値は使用できません。

  • 空白スペース、一重引用符、または二重引用符で始まる
  • 空白スペースで終わる
  • セミコロンを含む値
  • 長さが 127 バイトを超える
 ♦ タスク
  1. データベースに接続します。

  2. 管理者は次の文を実行して、二重制御パスワードの最初の部分を設定し、次に password-part1 をユーザに伝えます。

    ALTER USER user-name IDENTIFIED FIRST BY password-part1;
  3. 別の管理者が次の文を実行して、二重制御パスワードの 2 番目の部分を設定し、password-part2 をユーザに伝えます。

    ALTER USER user-name IDENTIFIED LAST BY password-part2;

結果

ターゲットユーザのパスワードが、パスワードの最初と最後の部分を組み合わせて使用するように設定されます (password-part1 password-part2)。

次の手順

ターゲットユーザは、それぞれの部分を組み合わせてパスワードとして使用してデータベースに接続し、新しいパスワードの作成が要求されます。

 参照