アプリケーションとサーバのロケール定義のいずれにも文字セットがあります。アプリケーションは、データベースサーバから文字列を要求するときに文字セットを使用します。データベースサーバは、データベースの文字セットをアプリケーションの文字セットと比較し、文字セット変換が必要かどうかを判断します。データベースサーバがデータベースとクライアント間の文字セット変換を実行できない場合は、接続が失敗します。
SACHARSET 環境変数が設定されている場合、その値で文字セットが特定されます。
データベースサーバが SACHARSET を使用するのは、照合の指定がない状態で新しいデータベースを作成する場合だけです。
接続文字列で文字セットが指定されている場合は、その文字セットが使用されます。CharSet (CS) 接続パラメータを参照してください。
Sybase Open Client アプリケーションは、Sybase リリースディレクトリの locales サブフォルダの locales.dat ファイルを確認します。
オペレーティングシステムの文字セット情報によって、次の方法でロケールを特定します。
Windows オペレーティングシステムの場合、最新の Windows ANSI コードページが使用されます。
UNIX プラットフォームでは、LC_ALL、LC_MESSAGES、LC_CTYPE、LANG の各ロケール環境変数が指定された順序で確認されます。この中で最初に設定されていた環境変数の値が、文字セットの決定に使用されます。文字セットをオペレーティングシステムから特定できなかった場合は、デフォルトで iso_1 (Windows コードページ 28591、ISO 8859-1 Latin I、ISO 8859-1 Latin-1、iso_8859-1:1987 とも呼ばれる) が使用されます。
それ以外のプラットフォームでは、デフォルトでコードページ cp1252 が使用されます。
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