アーカイブバックアップの作成 (SQL の場合)

アーカイブバックアップは、メインデータベースファイル、トランザクションログ、DB 領域など、バックアップに必要なすべての情報が含まれた 1 つまたは複数のファイルの集合です。アーカイブバックアップはサーバ側バックアップとしてのみ実行でき、ファイルかテープドライブのどちらかに保存できます。

前提条件

BACKUP DATABASE システム権限と VALIDATE ANY OBJECT システム権限が必要です。

データベースに接続します。
データベースを検証します。
アーカイブバックアップをテープに作成する BACKUP 文を実行します。

ATTENDED を OFF に設定すると、テープまたはディスク領域を使い果たした場合にバックアップが失敗します。ATTENDED を ON に設定すると、バックアップアーカイブデバイス上の空き領域がなくなった場合、ユーザによる対応を求められます。

このバックアップでは、トランザクションログは変更されません。

結果

BACKUP 文では、テキストファイル backup.syb にエントリが作成されます。backup.syb ファイルのロケーションの詳細については、SALOGDIR 環境変数を参照してください。

例

次の文では、Windows コンピュータ上で最初のテープドライブにアーカイブバックアップを作成します。

BACKUP DATABASE
TO '\\\\.\\tape0'
ATTENDED OFF
WITH COMMENT 'May 6 backup';

Windows の場合、最初のテープドライブは \\.\tape0 になります。円記号は、SQL 文字列のエスケープ文字であるため、各円記号は 2 つ重ねる必要があります。