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SAP Sybase SQL Anywhere 16.0 » SQL Anywhere サーバ データベース管理 » ユーザとデータベースのセキュリティ » データのセキュリティ » データベースの暗号化と復号化

 

暗号化されたデータベースの作成 (SQL の場合)

データベースは、CREATE DATABASE 文で ENCRYPTED 句を使用して作成している間に暗号化できます。

前提条件

デフォルトでは、SERVER OPERATOR システム権限が必要です。-gu データベースサーバオプションを使用すると、必要な権限を変更できます。

内容と備考

このタスクは、既存のデータベースの暗号化とは異なります。既存のデータベースを暗号化するには、CREATE ENCRYPTED DATABASE 文を使用してください。

警告

データベースに強力な暗号化を適用した場合、暗号化キーのコピーを必ず安全な場所に保管してください。暗号化キーがわからなくなった場合は、Sybase 製品の保守契約を結んでいるサポートセンタに依頼してもデータにはアクセスできません。アクセスできなくなったデータベースは、廃棄して、新しくデータベースを作成する必要があります。

 ♦ タスク
  1. Interactive SQL で、既存のデータベースに接続します。

  2. ENCRYPTED 句、KEY オプション、ALGORITHM オプションを含む CREATE DATABASE 文を実行します。

結果

暗号化されているデータベースが作成されます。

たとえば、次の文は、FIPS 認定の 128 ビット AES 暗号化を使用して、c:\temp\ ディレクトリにデータベースファイル myencrypteddb.db を作成します。また、sql というパスワードで、DBA というユーザ ID も作成します。

CREATE DATABASE 'c:\\temp\\myencrypteddb.db'
DBA USER 'DBA' DBA PASSWORD 'sql'
TRANSACTION LOG ON
ENCRYPTED ON
  KEY '0kZ2o52AK#'
  ALGORITHM 'AES_FIPS';

 参照