データベースが正常に停止された場合、データベースファイルにはデータベースにある全データの現行の完全なコピーが保持されています。しかし、データベースの稼働中は、データベースファイルは通常現行のものまたは完全なものではありません。
データベースファイルが全データの完全な現行のコピーを保持していることが保証されるのは、チェックポイントの完了直後だけです。チェックポイントの後は、データベースキャッシュの全内容がディスク上にあります。
データベースサーバは、次の場合にデータベースに対するチェックポイントを実行します。
データベースの停止操作の一環として
最後にチェックポイントからの経過時間が、-gc サーバオプションの設定を超えたとき
リカバリ予想時間が、-gr サーバオプションの設定を超えたとき
データベースサーバのアイドル状態が、ダーティページをすべて書き込めるほどに長く続いているとき
特定の DDL 文 (ALTER TABLE、DROP TABLE、DROP INDEX、LOAD TABLE、BACKUP など) が実行されたとき
接続により CHECKPOINT 文が発行されたとき
データベースサーバがトランザクションログなしで稼働している場合に、トランザクションがコミットされたとき
チェックポイント間にコミットされたすべてのトランザクションの完全なコピーを維持するには、データベースファイルとトランザクションログの両方が必要です。
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