インクリメンタルバックアップは、オンラインバックアップのタイプです。インクリメンタルバックアップを実行する前にフルバックアップを実行している場合、インクリメンタルバックアップはトランザクションログだけをバックアップし、リカバリでのみ使用できます。フルバックアップとフルバックアップの間にインクリメンタルバックアップを複数回実行可能です。
前提条件
BACKUP DATABASE システム権限と VALIDATE ANY OBJECT システム権限が必要です。
内容と備考
データベースファイルとトランザクションログファイルのバックアップコピーは、それらのオンラインバージョンと同じ名前になります。たとえば、サンプルデータベースのバックアップを作成する場合、バックアップコピーは demo.db および demo.log という名前になります。バックアップ文を繰り返す場合は、バックアップコピーを上書きしないように新しいバックアップディレクトリを選択してください。
トランザクションログのバックアップコピーの名前を変更して、繰り返し可能なインクリメンタルバックアップコマンドを作成する方法については、バックアップ中にトランザクションログのバックアップコピーの名前を変更する (SQL の場合)を参照してください。
データベースに接続します。
データベースを検証し、破損していないことを確認します。検証ユーティリティ (sa_validate ストアドプロシージャ) または VALIDATE DATABASE 文を使用できます。
データベースファイルではなく、トランザクションログのバックアップを作成します。たとえば、BACKUP 文を使用します。
例
次の文は、データベースのインクリメンタルバックアップをディレクトリ C:\temp\backup に作成します。
BACKUP DATABASE DIRECTORY 'c:\\temp\\backup' TRANSACTION LOG ONLY TRANSACTION LOG TRUNCATE; |
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