トランザクションログの名前の変更またはトランケート (SQL の場合)

データベースが同期またはレプリケーションに関与している場合は、トランザクションログの名前を変更して、データベース用の新しいトランザクションログを作成します。データベースがレプリケーションに関与していない場合、コンピュータのディスク領域が限られているのであれば、トランザクションログをトランケートします。

前提条件

BACKUP DATABASE システム権限が必要です。

内容と備考

データベースが同期またはレプリケーションに関与している場合は、確実に不要になるまで、古いトランザクションログのコピーを残しておくことをおすすめします。トランザクションログの名前を変更する代わりに、データベースのバックアップ時に既存のトランザクションログを使い続けることもできます。

バックアップ中にトランザクションログをトランケートしてオンライントランザクションログの内容を削除した場合、データベースファイル上のメディア障害からデータベースをリカバリするためには、前回のフルバックアップ以降に作成されたすべてのバックアップコピーを使用する必要があります。

♦ タスク

次の句を使用して BACKUP 文を実行します。

オプション

アクション

トランザクションログの名前を変更する

BACKUP DATABASE
DIRECTORY backup-directory
[ TRANSACTION LOG ONLY ]
TRANSACTION LOG RENAME;

トランザクションログをトランケートする

BACKUP DATABASE
DIRECTORY backup-directory
[ TRANSACTION LOG ONLY ]
TRANSACTION LOG TRUNCATE;

インクリメンタルバックアップを作成する場合だけ TRANSACTION LOG ONLY 句を使用します。

トランザクションログとデータベースファイルのバックアップコピーは、backup-directory に格納されます。パスを指定する場合は、クライアントアプリケーションの作業ディレクトリではなくデータベースサーバの作業ディレクトリからの相対パスになります。

結果

バックアップが作成され、トランザクションログの名前が変更されるか、トランザクションログがトランケートされます。

参照

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