コピーするデータベースを使用して、読み込み専用スケールアウトシステムのルートノードを作成します。
前提条件
MANAGE ANY MIRROR SERVER システム権限が必要です。
内容と備考
ルートノードを設定する場合、ルートデータベースサーバをパートナサーバとして定義します。また、プライマリサーバも定義できます。
読み込み専用コピーにするデータベースが稼働しているデータベースサーバを起動します。データベースサーバを起動する場合は、-xp on データベースオプションを指定してください。
たとえば、次のコマンドは、ポート 6871 で起動する scaleout_root_demo というデータベースサーバを起動します。-x オプションを使用してポート番号を指定することをおすすめします。このポート番号は後で CREATE MIRROR SERVER 文で使用します。
dbsrv16 -n scaleout_root_demo -x TCPIP(port=6871) "c:\scaleoutdemo\scaleoutdemo.db" -xp on |
CREATE MIRROR SERVER 文を使用して、ルートデータベースでスケールアウトオブジェクトを定義します。
ルートデータベースサーバに対して、CREATE MIRROR SERVER...AS PARTNER と CREATE MIRROR SERVER...AS PRIMARY の 2 つの定義を作成することをおすすめします。どちらの定義でも connection_string パラメータを指定する必要があります。
AS PARTNER 句を指定する文でデータベースサーバに付ける名前は、データベースサーバの起動コマンドとクライアント接続文字列で使用する名前です。次に例を示します。
CREATE MIRROR SERVER "scaleout_root_demo" AS PARTNER connection_string = 'SERVER=scaleout_root_demo;HOST=localhost:6871'; |
AS PRIMARY 句を指定する文でデータベースサーバに付ける名前は、スケールアウトシステムに追加するコピーノードのデフォルトの親となるデータベースサーバの名前です。プライマリサーバを定義しないと、コピーノードを作成するときに親サーバ名の指定が必要となるため、プライマリサーバを定義することをおすすめします。
CREATE MIRROR SERVER "scaleout_primary_demo" AS PRIMARY connection_string = 'SERVER=scaleout_primary_demo;HOST=localhost:6871'; |
SET MIRROR OPTION 文を使用して、データベースにスケールアウトオプションを設定します。authentication_string パラメータの値を指定することと、child_creation パラメータを automatic (デフォルト) に設定することが必要です。次に例を示します。
SET MIRROR OPTION child_creation='automatic'; SET MIRROR OPTION authentication_string='abc'; |
![]() |
DocCommentXchange で意見交換できます
|
Copyright © 2013, SAP AG or an SAP affiliate company. - SAP Sybase SQL Anywhere 16.0 |