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SAP Sybase SQL Anywhere 16.0 » SQL Anywhere サーバ データベース管理 » SQL Anywhere データベース接続 » データベース接続 » 接続パラメータと接続文字列

 

接続パラメータの構文ルール

  • スペースが含まれた接続文字列   コマンドラインで接続文字列を指定するときに、接続パラメータ値にスペースが含まれている場合は接続文字列全体を二重引用符で囲む必要があります。

  • ブール値   ブール (true または false) 引数は、true の場合は YES、ON、1、TRUE、Y、T のいずれかであり、false の場合は NO、OFF、0、FALSE、N、F のいずれかです。

  • 大文字と小文字の区別   値に大文字と小文字が区別されるもの (UNIX のファイル名など) が含まれている場合でも、接続パラメータ名は大文字と小文字を区別しません。

  • 文字セット制限   データベースサーバ名 (ServerName 接続パラメータで指定) は、32 ~ 126 の範囲の ASCII 文字セットで構成してください。この制限は、他の接続パラメータの値には適用されません。

  • 優先度  

    警告

    接続文字列内では 1 つのパラメータを複数回指定しないでください。パラメータを複数回指定した場合、結果は保証されず、一貫しなくなる可能性があります。その上、動作はソフトウェアの将来のリリースで変更する可能性があります。

    次のルールによって、接続パラメータの優先度が決まります。
    • 接続文字列のエントリは、左から右に読み込まれます。同じ接続パラメータが複数回指定された場合は、文字列の最後のパラメータを適用します。ODBC と OLE DB のクライアントアプリケーション (Sybase Central、Interactive SQL、SQL Anywhere コンソールユーティリティは除く) はこの動作の例外です。これらに対して同じパラメータが複数回指定された場合は、文字列の最初の値が適用されます。

    • 順番に、インタフェースライブラリは、次のソースから接続パラメータを取得します。

      • 接続文字列   パラメータを接続文字列に明示的に渡すことができます。

      • SQLCONNECT 環境変数   SQLCONNECT 環境変数に接続文字列を格納できます。

      • データソース   ODBC データソースに接続パラメータを格納できます。

        接続文字列と ODBC データソースがどちらも同じ接続パラメータを指定する場合、接続文字列の値が使用され、データソースからの値は無視されます。

        たとえば、データベースサーバ demo16 がデータベース demo とデータベース demo2 を実行しているとします。次のコマンドは demo データベースのデータソースを作成します。

        dbdsn -w demodsn -c "ServerName=demo16;Host=myhost-pc;DBN=demo" -y

        接続文字列 DBN 値 (DBN=demo2) には、データソースの DBN 値よりも高い優先度があります。

        dbping -d -c "UID=DBA;PWD=sql;DBN=demo2;DSN=demodsn"

        接続に使用される接続パラメータは次のとおりです。

        UID=DBA;PWD=sql;DBN=demo2;ServerName=demo16;Host=myhost-pc

  • 接続文字列の解析   接続文字列の解析中に問題が発生した場合、問題の発生源が接続パラメータであることを示すエラーが生成されます。

  • 空の接続パラメータ   指定されている値が空の接続パラメータは、長さ 0 の文字列として扱われます。

 参照