login_mode データベースオプションは、統合化ログイン機能が有効かどうかを判断します。データベースオプションは、それが指定されているデータベースにしか適用されないため、同じサーバ内にロードされて動作している場合でも、データベースが異なれば統合化ログインの設定も異なります。
login_mode データベースオプションに指定できる値は次のとおりです。
Standard 標準ログインを許可します。これがデフォルト設定です。標準ログインでは、ユーザ ID とパスワードの両方を入力する必要があり、Integrated や Kerberos の接続パラメータは使用されません。統合化ログインまたは Kerberos ログインを使用して接続しようとすると、エラーが発生します。
Integrated 統合化ログインを許可します。
Kerberos Kerberos ログインを許可します。
LDAPUA LDAP ユーザ認証によるログインを許可します。
CloudAdmin このログインモードは、クラウドの内部で使用します。
標準ログインを許可しないように login_mode データベースオプションを設定すると、接続が、統合化、Kerberos、LDAPUA、または CloudAdmin のログインマッピングを許可されているユーザまたはグループのみに制限されます。SYS_AUTH_DBA_ROLE システムロールを持つユーザでないかぎり、ユーザ ID とパスワードを使用して接続しようとすると、エラーが発生します。
複数のログインタイプを許可するには、login_mode オプションに複数の値を指定します。たとえば、次の SQL 文は、標準ログインと統合化ログインの両方の接続を許可するように login_mode データベースオプションの値を設定します。
SET OPTION PUBLIC.login_mode = 'Standard,Integrated'; |
データベースファイルをコピーできる場合は、一時的なパブリックオプション login_mode を使用してください (標準以外のログインモードの場合)。こうすることで、ファイルがコピーされる場合にデフォルトで標準以外のログインモードがサポートされなくなります。
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