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SAP Sybase SQL Anywhere 16.0 » SQL Anywhere サーバ データベース管理 » SQL Anywhere データベース接続

 

データベースファイルのタイプ

各データベースには、次のような関連ファイルがあります。

  • データベースファイル   このファイルは、データベースの内容全体を保持します。1 つのファイルで 1 つのデータベースを構成する方法と、最高 12 の DB 領域を追加する方法があります。DB 領域は、同じデータベースの一部を入れる追加ファイルです。データベースファイルと DB 領域のロケーションを選択します。通常、データベースファイルの拡張子は .db です。

  • トランザクションログ   このファイルはデータベースの変更記録を格納するものであり、障害が発生した場合に、データベースの情報の同期とリカバリを行うのに必要です。通常、トランザクションログの拡張子は .log です。

  • テンポラリファイル   データベースサーバは、SQL Anywhere で、ソートや UNION 処理など、操作用キャッシュで使用できる領域よりも多くの領域が必要な場合、データベースセッション中にテンポラリファイルを使用します。こうした領域が必要な場合、データベースサーバは、通常はその領域を集中的に使用します。データベース全体のパフォーマンスは、テンポラリファイルを含むデバイスの速度に大きく依存します。データベースが停止すると、データベースサーバはたとえ実行中であっても、テンポラリファイルを破棄します。サーバが生成した名前に拡張子 .tmp を付けたものが、テンポラリファイル名です。

    テンポラリファイルのロケーションは、データベースサーバの起動時に -dt サーバオプションを使用して指定できます。テンポラリファイルのロケーションを指定せずにデータベースサーバを起動した場合は、以下の環境変数がこの順序のとおりにチェックされます。

    • SATMP 環境変数
    • TMP 環境変数
    • TMPDIR 環境変数
    • TEMP 環境変数

    これらの環境変数がいずれも定義されていない場合、テンポラリファイルは、Windows オペレーティングシステムの場合は現在のディレクトリ、UNIX の場合は /tmp ディレクトリに作成されます。

    テンポラリファイルは、データベースサーバが作成、管理、削除します。テンポラリファイル用に使用できる、十分な空き領域があることだけ確認してください。テンポラリファイルに使用できる領域に関する情報は、sa_disk_free_space プロシージャを使用すると取得できます。

  • 事前定義の DB 領域ファイル   これらのファイルには、データと、データベースで使用されるその他のファイルが格納されます。

  • DB 領域ファイル   データベースファイルに加えて、データを複数の個別ファイルに分散できます。

  • トランザクションログミラーファイル   データの保全のため、トランザクションログのミラーコピーを作成できます。通常、このファイルの拡張子は .mlg です。

 参照

データベースの作成
事前定義の DB 領域
追加の DB 領域の考慮事項
DB 領域の削除 (SQL の場合)
トランザクションログ
ユーティリティデータベース
データベースの削除 (Sybase Central の場合)
データベースの削除 (dberase ユーティリティの場合)