データベースサーバを起動します。
dbsrv16
[ server-options ] [ database-file [ database-options ] ...]
サーバオプション | 説明 |
---|---|
@data | 設定ファイルまたは環境変数からオプションを読み込みます。 @data データベースサーバオプションを参照してください。 |
-? | 使用法を表示します。-? データベースサーバオプションを参照してください。 |
-al userid [ ;userid ... ] | 指定したユーザに対して標準のユーザ認証を許可します。-al データベースサーバオプションを参照してください。 |
-b | バルクオペレーションモードで実行します。-b データベースサーバオプションを参照してください。 |
-c size | 初期キャッシュサイズを設定します。 -c データベースサーバオプションを参照してください。 |
-ca 0 | 動的キャッシュサイズを無効にします [Windows、UNIX、Mac OS X]。-ca データベースサーバオプションを参照してください。 |
-cc{ + | - } | キャッシュウォーミングに使用するデータベースページに関する情報を収集します。-cc データベースサーバオプションを参照してください。 |
-ch size | キャッシュサイズの上限を設定します [Windows、UNIX、Mac OS X]。-ch データベースサーバオプションを参照してください。 |
-chx size | キャッシュ以外に使用するアドレス領域を確保します (32 ビット Windows、32 ビット UNIX)。-ch データベースサーバオプションを参照してください。 |
-cl size | キャッシュサイズの下限を設定します [Windows、UNIX、Mac OS X]。-cl データベースサーバオプションを参照してください。 |
-cp location [ ;location ... ] | クラスを検索する一連のディレクトリまたは JAR ファイルを指定します。-cp データベースサーバオプションを参照してください。 |
-cr { + | - } | データベースページを保持するキャッシュを準備します。-cr データベースサーバオプションを参照してください。 |
-cs | データベースサーバメッセージウィンドウにキャッシュの使用状況を表示します。-cs データベースサーバオプションを参照してください。 |
-cv{ + | - } | データベースサーバメッセージウィンドウでのキャッシュウォーミングに関するメッセージの表示を制御します。-cv データベースサーバオプションを参照してください。 |
-dt temp-file-dir | テンポラリファイルを保存するディレクトリを指定します。-dt データベースサーバオプションを参照してください。 |
-ec encryption-options | パケットの暗号化を有効にします (ネットワークサーバ)。-ec データベースサーバオプションを参照してください。 |
-ep | 暗号化キーを入力するよう要求します。-ep データベースサーバオプションを参照してください。 |
-es | 共有メモリを経由した暗号化されていない接続を許可します。-es データベースサーバオプションを参照してください。 |
-f | トランザクションログなしでデータベースを強制的に起動します。-f データベースサーバリカバリオプションを参照してください。 |
-fc filename | ファイルシステムフルのコールバック関数を含む DLL のファイル名を指定します。-fc データベースサーバオプションを参照してください。 |
-fips | データベースおよび通信の暗号化に FIPS 認定のアルゴリズムの使用を要求します (Windows、UNIX、Linux)。-fips データベースサーバオプションを参照してください。 |
-ga | 最後の非 HTTP クライアント接続を閉じた後、データベースを自動的にアンロードします。さらに、最後のデータベースを閉じた後で停止します。-ga データベースサーバオプションを参照してください。 |
-gb level | データベースプロセスの優先度クラスを level に設定します [Windows、UNIX、Mac OS X]。-gb データベースサーバオプションを参照してください。 |
-gc num | 最大チェックポイントタイムアウト時間を num 分に設定します。-gc データベースサーバオプションを参照してください。 |
-gd level | データベース起動権限を設定します。-gd データベースサーバオプションを参照してください。 |
-ge size | 外部関数を実行するスレッドのスタックサイズを設定します。-ge データベースサーバオプションを参照してください。 |
-gf | トリガの起動を無効にします。-gf データベースサーバオプションを参照してください。 |
-gk level | サーバの停止に必要な権限を設定します。-gk データベースサーバオプションを参照してください。 |
-gl level | データのロードまたはアンロードに必要な権限を設定します。-gl データベースサーバオプションを参照してください。 |
-gm num | 接続の最大数を設定します。-gm データベースサーバオプションを参照してください。 |
-gn num | データベースサーバのマルチプログラミングレベルを設定します。-gn データベースサーバオプションを参照してください。 |
-gna | データベースサーバのマルチプログラミングレベルの自動チューニングを制御します。-gna データベースサーバオプションを参照してください。 |
-gnh num | データベースサーバが同時に実行できるタスクの最大数を設定します。-gnh データベースサーバオプションを参照してください。 |
-gnl num | データベースサーバが同時に実行できるタスクの最小数を設定します。-gnl データベースサーバオプションを参照してください。 |
-gns | データベースサーバメッセージログにマルチプログラミングレベルの統計をレポートします。-gns データベースサーバオプションを参照してください。 |
-gp size | 最大ページサイズを size バイトに設定します。-gp データベースサーバオプションを参照してください。 |
-gr minutes | リカバリの最大時間を設定します。-gr データベースサーバオプションを参照してください。 |
-gss size | スレッドスタックサイズを size バイトに設定します。-gss データベースサーバオプションを参照してください。 |
-gt num | 使用できる物理プロセッサの最大数を設定します (ライセンスされたプロセッサの数を上限とする)。このオプションは、マルチプロセッサシステムでのみ役立ちます。-gt データベースサーバオプションを参照してください。 |
-gta logical-processors-to-use,... | データベースサーバが使用できる論理プロセッサを設定します。-gta データベースサーバオプションを参照してください。 |
-gtc logical-processors-to-use | データベースサーバが許容するプロセッサ同時実行性の最大値を指定します。-gtc データベースサーバオプションを参照してください。 |
-gu level | ユーティリティコマンドの権限レベルを utility_db、all、none、または DBA に設定します。-gu データベースサーバオプションを参照してください。 |
-im submode | データベースサーバをインメモリで実行し、ディスクへの書き込みをなくしたり軽減したりします。-im データベースサーバオプションを参照してください。 |
-k | パフォーマンスモニタ統計値の収集を制御します。-k データベースサーバオプションを参照してください。 |
-kl GSS-API-library-file | Kerberos GSS-API ライブラリ (UNIX では共有オブジェクト) のファイル名を指定し、データベースサーバへの Kerberos 認証接続を有効にします。-kl データベースサーバオプションを参照してください。 |
-kp server-principal | Kerberos サーバプリンシパルを指定し、データベースサーバへの Kerberos 認証接続を有効にします。-kp データベースサーバオプションを参照してください。 |
-kr server-realm | Kerberos サーバプリンシパルの領域を指定し、データベースサーバへの Kerberos 認証接続を有効にします。-kr データベースサーバオプション (廃止予定)を参照してください。 |
-krb | データベースサーバへの Kerberos 認証接続を有効にします。-krb データベースサーバオプションを参照してください。 |
-ks | データベースサーバからカウンタ値を収集するためにパフォーマンスモニタで使用される共有メモリの作成を無効にします (Windows)。-ks データベースサーバオプションを参照してください。 |
-ksc | パフォーマンスモニタでモニタできる接続の最大数を指定します (Windows)。-ksc データベースサーバオプションを参照してください。 |
-ksd | パフォーマンスモニタでモニタできるデータベースの最大数を指定します (Windows)。-ksd データベースサーバオプションを参照してください。 |
-m | すべてのデータベースについて、各チェックポイントの実行後にトランザクションログをトランケートします。-m データベースサーバオプションを参照してください。 |
-n name | データベースサーバ名を name にします。-n オプションは指定する位置によって意味が異なります。 -n データベースサーバオプションを参照してください。 |
-o filename | 指定したファイルにメッセージを出力します。-o データベースサーバオプションを参照してください。 |
-oe filename | 起動エラー、致命的なエラー、アサーションをログするファイルを指定します。-oe データベースサーバオプションを参照してください。 |
-on size | データベースサーバメッセージログファイルの最大サイズを指定します。ログファイルがこのサイズに達すると、現在のファイルが拡張子 .old の付いた名前に変更され、新しいファイルが作成されます。-on データベースサーバオプションを参照してください。 |
-os size | メッセージ用のログファイルのサイズを制限します。-os データベースサーバオプションを参照してください。 |
-ot filename | データベースサーバメッセージログファイルをトランケートし、そのファイルに出力メッセージを追加します。-ot データベースサーバオプションを参照してください。 |
-p packet-size | 最大通信パケットサイズを設定します (ネットワークサーバ)。-p データベースサーバオプションを参照してください。 |
-pc |
同一コンピュータ接続以外のすべての通信パケットを圧縮します。-pc データベースサーバオプションを参照してください。 |
-pt size-in-bytes | 圧縮を適用する最小のネットワークパケットサイズを設定します。-pt データベースサーバオプションを参照してください。 |
-qi | データベースサーバシステムトレイアイコンまたはデータベースサーバメッセージウィンドウを非表示にします (Windows)。-qi データベースサーバオプションを参照してください。 |
-qn | 起動時にデータベースサーバメッセージウィンドウを最小化しません (Windows と Linux)。-qn データベースサーバオプションを参照してください。 |
-qp | データベースサーバメッセージウィンドウにパフォーマンスに関するメッセージを表示しないようにします。-qp データベースサーバオプションを参照してください。 |
-qs | 起動エラーウィンドウを表示しないようにします (Windows)。-qs データベースサーバオプションを参照してください。 |
-qw | データベースサーバメッセージウィンドウを表示しないようにします。-qw データベースサーバオプションを参照してください。 |
-r | 読み込み専用モードでデータベースを開きます。-r データベースサーバオプションを参照してください。 |
-s facility-ID | Syslog facility ID を設定します [UNIX、Mac OS X]。-s データベースサーバオプションを参照してください。 |
-sb { 0 | 1 } | ブロードキャストに対するサーバの動作を指定します。-sb データベースサーバオプションを参照してください。 |
-sbx { + | - } | データベースサーバ上で起動されたデータベースのうちディスクサンドボックス設定が明示的に行われていないすべてのデータベースについて、デフォルトのディスクサンドボックス設定を制御します。-sbx データベースサーバオプションを参照してください。 |
-sf feature-list | このデータベースサーバで実行されるデータベースの機能を保護します。-sf データベースサーバオプションを参照してください。 |
-sk key | データベースサーバで無効になっている機能を有効にするためのキーを指定します。-sk データベースサーバオプションを参照してください。 |
-su password | ユーティリティデータベース (utility_db) の DBA ユーザのパスワードを設定します。または、ユーティリティデータベースへの接続を無効にします。-su データベースサーバオプションを参照してください。 |
-tdsl | TDS ログイン要求モードを設定します。-tdsl データベースサーバオプションを参照してください。 |
-ti minutes | シャットダウンするまでのクライアントのアイドル時間を設定します (デフォルト値は 240 分)。-ti データベースサーバオプションを参照してください。 |
-tl seconds | デフォルトのクライアント活性タイムアウト (秒数) を設定します (デフォルト値は 120 秒)。-tl データベースサーバオプションを参照してください。 |
-tmf | トランザクションマネージャに、強制的に分散トランザクションをリカバリさせます (Windows)。-tmf データベースサーバオプションを参照してください。 |
-tmt milliseconds | 分散トランザクションの再エンリストタイムアウトを設定します (Windows)。-tmt データベースサーバオプションを参照してください。 |
-tq time | 終了時刻を設定します (ネットワークサーバ)。-tq データベースサーバオプションを参照してください。 |
-ts | データベースサーバのトレースセッションを設定します。 |
-u | バッファディスク I/O を使用します [Windows、UNIX、Mac OS X]。-u データベースサーバオプションを参照してください。 |
-ua | 非同期 I/O の使用をオフにします (Linux)。-ua データベースサーバオプションを参照してください。 |
-uc | データベースサーバをシェルモードで起動します [UNIX、Mac OS X]。-uc データベースサーバオプションを参照してください。 |
-ud | デーモンとして実行します [UNIX、Mac OS X]。-ud データベースサーバオプションを参照してください。 |
-uf | 致命的なエラーまたはアサーションの失敗がデータベースサーバで発生したときにデータベースサーバが実行するアクションを指定します。-uf データベースサーバオプションを参照してください。 |
-ufd | 致命的なエラーまたはアサーションの失敗がデータベースで発生したときにデータベースサーバが実行するアクションを指定します。-ufd データベースサーバオプションを参照してください。 |
-ui | [サーバ起動オプション] ウィンドウを開いてデータベースサーバメッセージウィンドウを表示するか、使用可能な表示がない場合はデータベースサーバをシェルモードで起動します [Linux]。-ui データベースサーバオプションを参照してください。 |
-um | DBLauncher.app が実行中の場合に [サーバ起動オプション] ウィンドウを開き、データベースサーバメッセージウィンドウを表示します [Mac OS X]。-um データベースサーバオプションを参照してください。 |
-ut minutes | min 分ごとにテンポラリファイルにタッチします [UNIX、Mac OS X]。-ut データベースサーバオプションを参照してください。 |
-ux | データベースサーバメッセージウィンドウと [サーバ起動オプション] ウィンドウを表示します (Linux)。-ux データベースサーバオプションを参照してください。 |
-v | データベースサーバのバージョンを表示して停止します。-v データベースサーバオプションを参照してください。 |
-vss{ + | - } | ボリュームシャドウコピーサービス (VSS) を有効または無効にします (Windows)。-vss データベースサーバオプションを参照してください。 |
-wc[ + | - ] | データベースサーバで実行されるデータベースの書き込みチェックサムを有効にします。-wc データベースサーバオプションを参照してください。 |
-x list | カンマで区切られた使用する通信プロトコルのリストを指定します。-x データベースサーバオプションを参照してください。 |
-xa authentication-info | 監視サーバに対するデータベース名と認証文字列のリストを指定します。-xa データベースサーバオプションを参照してください。 |
-xd | データベースサーバがデフォルトのデータベースサーバにならないようにします。-xd データベースサーバオプションを参照してください。 |
-xf state-file | データベースミラーリングシステムに関するステータス情報の管理に使用されるファイルのロケーションを指定します。-xf データベースサーバオプションを参照してください。 |
-xm seconds | 新しい IP アドレスをチェックする時間を秒単位で設定します。最小値は 10、デフォルト値は 0 です。ポータブルデバイスの場合、デフォルト値は 120 です。-xm データベースサーバオプションを参照してください。 |
-xs | サーバ側の Web サービス通信プロトコルを指定します。-xs データベースサーバオプションを参照してください。 |
-z | 通信リンクに関する診断情報を提供します [ネットワークサーバ]。-z データベースサーバオプションを参照してください。 |
-ze | データベースサーバ環境変数をデータベースサーバメッセージウィンドウに表示します。-ze データベースサーバオプションを参照してください。 |
-zl | 各接続の最後に作成された SQL 文の取得をオンにします。-zl データベースサーバオプションを参照してください。 |
-zn integer | 保持する要求ログファイルのコピー数を指定します。-zn データベースサーバオプションを参照してください。 |
-zo filename | 要求ロギング情報を別個のファイルにリダイレクトします。-zo データベースサーバオプションを参照してください。 |
-zoc | Web サービスクライアント情報をファイルにリダイレクトします。-zoc データベースサーバオプションを参照してください。 |
-zp | クエリオプティマイザが最近使用したプランの取得をオンにします。-zp データベースサーバオプションを参照してください。 |
-zr level | SQL オペレーションのログを有効にします。デフォルトは、NONE です。-zr データベースサーバオプションを参照してください。 |
-zs size | 要求ロギング用のログファイルのサイズを制限します。-zs データベースサーバオプションを参照してください。 |
-zt | 要求タイミング情報のロギングをオンにします。-zt データベースサーバオプションを参照してください。 |
次のオプションは、データベースサーバコマンドのデータベースファイル名の後にだけ指定できます。
データベースオプション | 説明 |
---|---|
-a filename | 名前付きトランザクションログファイルを適用します。-a データベースオプションを参照してください。 |
-ad log-directory | データベースに適用されるトランザクションログファイルがあるディレクトリを指定します。-ad データベースオプションを参照してください。 |
-al userid [ ;userid ... ] | 指定したデータベースの指定したユーザに対して標準のユーザ認証を許可します。-al データベースオプションを参照してください。 |
-ar | トランザクションログと同じディレクトリ内にあるログファイルをデータベースに適用します。-ar データベースオプションを参照してください。 |
-as | トランザクションログの適用後もデータベースの実行を継続します (-ad または -ar とともに使用)。-as データベースオプションを参照してください。 |
-dh | このサーバに対して dblocate が実行された場合、データベースを表示しません。-dh データベースオプションを参照してください。 |
-ds | データベースの DB 領域のロケーションを指定します。-ds データベースオプションを参照してください。 |
-ek key | 暗号化キーを指定します。-ek データベースオプションを参照してください。 |
-m | 指定のデータベースについて、各チェックポイントの実行後にトランザクションログをトランケート (削除) します。-m データベースオプションを参照してください。 |
-n name | データベースに名前を付けます。-n オプションは指定する位置によって意味が異なります。 -n データベースオプションを参照してください。 |
-r | 読み込み専用モードで指定のデータベースを開きます。データベースは変更できません。-r データベースオプションを参照してください。 |
-sbx { + | - } | データベースに対するディスクサンドボックス機能を制御します。有効にすると、データベースファイルの読み込み/書き込み操作が、メインデータベースファイルがあるディレクトリとそのサブディレクトリに制限されます。-sbx データベースオプションを参照してください。 |
-sm | 読み込み専用のミラーデータベースへのアクセスに使用できるデータベースサーバ名を指定します。-sm データベースオプション (廃止予定)を参照してください。 |
-sn alternate-server-name | データベースサーバ上で動作する 1 つのデータベースに代替サーバ名を割り当てます。-sn データベースオプションを参照してください。 |
-wc[ + | - ] | データベースサーバで実行されるデータベースの書き込みチェックサムを有効にします。-wc データベースオプションを参照してください。 |
-xp mirroring-options | データベースミラーリングが使用されている場合に、稼働しているサーバにパートナと監視サーバへの接続を可能にする情報を提供します。-xp データベースオプションを参照してください。 |
データベースサーバのコマンドの要素には、次のようなものがあります。
実行プログラム dbeng16 コマンドは、パーソナルデータベースサーバを起動します。
dbsrv16 コマンドは、ネットワークデータベースサーバを起動します。
ネットワークサーバでは TCP/IP がサポートされるため、使用しているデスクトップコンピュータから Sybase Central によってデータベース管理などのタスクを実行できます。
Windows Mobile 以外の Windows オペレーティングシステムでは、パーソナルデータベースサーバの実行プログラムの名前は dbeng16.exe です。UNIX オペレーティングシステムでは、dbeng16 です。
Windows Mobile を含む Windows オペレーティングシステムでは、ネットワークデータベースサーバの実行プログラムの名前は dbsrv16.exe です。Linux と UNIX オペレーティングシステムでは、dbsrv16 です。
サーバオプション これらのオプションは、実行中のすべてのデータベースに対するデータベースサーバの動作を制御します。
データベースファイル 1 つまたは複数のデータベースファイル名を指定するか、まったく指定しないこともできます。指定された各データベースが起動され、引き続きアプリケーションで使用できます。
データベースファイルとトランザクションログファイルは、データベースサーバと同じ物理コンピュータに保存してください。または SAN や iSCSI 設定でアクセスできるようにしてください。リモートネットワークディレクトリにデータベースファイルやトランザクションログファイルを配置すると、パフォーマンスが低下したり、データが破壊されたり、データベースサーバが不安定になったりする可能性があります。
詳細については、 http://www.ianywhere.jp/tech/techdoc.html#s93を参照してください。
最適な結果を得るために、トランザクションログは、データベースファイルとは別のディスクに保存してください。トランザクションログを参照してください。
データベースオプション 開始するデータベースファイルごとに、その動作の特定の状態を制御するデータベースオプションを指定できます。
データベースオプションとサーバオプションでは、通常は大文字と小文字が区別されます。オプションはすべて小文字で入力してください。
database-file には、データベースファイル名を指定します。database-file にファイル拡張子のない名前が指定されると、データベースサーバは database-file に拡張子 .db を付けてファイルを検索します。相対パスを使用する場合、そのパスは現在の作業フォルダと相対関係となります。フルパスも指定できます。
オプションもデータベースファイルも指定しなかった場合、Windows オペレーティングシステムではウィンドウが表示され、データベースファイルを検索できます。
データベースサーバをバッチファイルから起動する場合は、dbspawn ユーティリティを使用します。 サーババックグラウンド起動ユーティリティ (dbspawn)を参照してください。
パーソナルデータベースサーバでは、同時接続の最大数が 10 に制限されています。要求処理に使用されるのは 1 CPU あたり最大 4 コアまでで、ネットワーククライアント/サーバ接続はサポートされていません。デフォルトでは、パーソナルデータベースサーバは共有メモリプロトコルのみを使用します。パーソナルデータベースサーバで TCP/IP を使用する場合は、-x オプションを使用する必要があります。 -x データベースサーバオプションを参照してください。
それ以外にも、新しいデータベースの起動に必要なデフォルトの権限レベルや、CHECKPOINT 文の実行に必要な権限などで、多少の違いがあります。 パーソナルデータベースサーバとネットワークデータベースサーバの違いについては、SQL Anywhere データベースサーバを参照してください。
デフォルトでは、データベースサーバページサイズは、コマンドラインで指定されたデータベースの最大ページサイズと同じ大きさです。データベースサーバがいったん起動すると、データベースサーバページより大きいページサイズのデータベースを起動することはできません。 最大ページサイズの考慮事項を参照してください。
次のコマンドは、パーソナルデータベースサーバで SQL Anywhere サンプルデータベースを起動します。
dbeng16 "%SQLANYSAMP16%\demo.db" |
次のコマンドは、ネットワークデータベースサーバで SQL Anywhere サンプルデータベースを起動します。
dbsrv16 "%SQLANYSAMP16%\demo.db" |
次の例 (すべて 1 行で入力) は、myserver という名前のデータベースサーバをキャッシュサイズ 3 MB で起動し、サンプルデータベースをロードします。
dbsrv16 -c 3m -n myserver "%SQLANYSAMP16%\demo.db" |
データベースサーバオプション
データベースオプション (データベース)
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