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SAP Sybase SQL Anywhere 16.0 » SQL Anywhere サーバ データベース管理 » データベースのメンテナンス

 

イベントのトレース

イベントのトレースでは、システム定義およびユーザ定義のトレースイベントに関する情報がイベントトレースターゲットに記録されます。トレースセッションは、ターゲットに記録される情報を収集するトレースイベント (データベースサーバソフトウェアまたは SQL アプリケーション内の特定の位置) で構成されています。ターゲットとは、データベースサーバがトレースイベントを記録する場所 (ファイルなど) です。

イベントトレースセッション中に記録される情報には、指定されたシステム定義のトレースイベントとユーザ定義のトレースイベントからの情報が含まれます。イベントのトレースを使用すると、運用データベース上で、パフォーマンスの問題などを含むデータベースサーバの問題やアプリケーションの問題を診断できます。

  • システムトレースイベント   これらはデータベースサーバから生成されるトレースイベントです。トレースイベントは、チェックポイントの開始や終了、データベースの起動や停止などの操作に対して生成されます。使用可能なシステムイベントとシステムイベントフィールドをクエリするには、それぞれ sp_trace_events システムプロシージャと sp_trace_event_fields システムプロシージャを使用します。イベントフィールドには、イベントに関連する情報が含まれています。システムイベントはデータベースの再構築時には保持されず、どのシステムイベントセットが使用できるかはデータベースサーバのバージョンによって異なります。システムトレースイベントは、メジャーリリースごとに変更されることがあります。

  • ユーザトレースイベント   これらのトレースイベントは、アプリケーションの情報をイベントトレースセッションに記録します。ユーザトレースイベントは、データベースへの接続のすべてから参照できます。ユーザトレースイベントを作成するには CREATE TEMPORARY TRACE EVENT 文を使用します。

 イベントトレースターゲット
 トレースセッション
 イベント重大度
 データベースのイベントトレースの設定
 参照

ユーザトレースイベントの作成
トレースセッションの作成
トレースセッションの開始または停止
診断ログファイルの内容の表示
使用可能なトレースイベントのリスト表示