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SAP Sybase SQL Anywhere 16.0 » SQL Anywhere サーバ データベース管理 » 高可用性と読み込み専用のスケールアウトシステム » データベースミラーリング

 

チュートリアル:監視サーバを共有している複数データベースでデータベースミラーリングシステムを作成する

この構成では、プライマリサーバとミラーサーバのそれぞれが、ミラーリングシステムに参加している 3 つの個別データベースを実行します。3 つのミラーリングシステムはすべて同じ監視サーバと通信します。各ミラーリングシステムでは、CREATE MIRROR SERVER 文の PRIMARY 句と MIRROR 句で指定された一意の代替サーバ名が使用されます。このような構成では、プライマリサーバ、ミラーサーバ、監視サーバを、それぞれ別のコンピュータで実行することができます。

ミラーリングシステムを示す図。

プライマリサーバが使用できなくなった場合は、ロールの切り替えが発生し、ミラーサーバがデータベースの所有権を取得し、プライマリサーバになります。クライアントは新しいプライマリサーバへの接続を再確立する必要があります。プライマリサーバへの接続を再確立するために指定する必要があるのは、代替サーバ名だけです。また、この構成には、1 つのデータベースに発生した障害からの保護機能もあります。プライマリサーバで実行されているデータベースが使用できなくなると、ロールの切り替えが行われ、障害が発生したデータベースの所有権をミラーサーバが取得します。このデータベースに対してのみ、ミラーサーバがプライマリサーバになります。クライアントは代替サーバ名を使用して、このデータベースのプライマリサーバに対する接続を再確立する必要があります。

注意

このチュートリアルでは、すべてのデータベースサーバが同じコンピュータ上で実行されていることを想定しています。ただし、運用環境では、各データベースサーバを別々のコンピュータにインストールする必要があります。

異なるコンピュータで実行されているデータベースサーバでこのチュートリアルを使用する場合は、接続文字列内の localhost への参照を実際のコンピュータ名に変更する必要があります。

 権限
 参照

レッスン 1:3 つのデータベースと 1 つの監視サーバで構成されるデータベースミラーリングシステムの作成
レッスン 2:データベースミラーリングシステムの使用とテスト