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SAP Sybase SQL Anywhere 16.0 » SQL Anywhere サーバ データベース管理 » データベース設定 » ログインポリシー

 

読み込み専用データベースのログインポリシーの管理

データベースを読み込み専用モードで起動すると、既存するそのデータベースの永続的な状態に基づいてログインポリシーが使用されます。割り当てるログインポリシーは、現在のセッションにのみ有効です。

後で読み込み専用モードで起動するデータベースに対してログイン管理が有効な場合、次の制限が適用されます。

  • サーバによるログイン管理は、起動前のデータベース状態に基づいて行われます。

  • データベースの状態を明示的に変更する文は拒否され、結果はエラーになります。

  • データベースサーバは、failed_login_attempts や last_login_time などの各ユーザに関する動的情報を引き続き維持します。ただし、このような情報は一時的なメモリに格納されるため、データベースを停止すると失われます。データベースは、起動前と同じ状態に戻ります。

  • 既存のログイン管理ポリシーによってアカウントがロックされると、ユーザはログインできません。また、ログイン時にパスワードを変更する通常の方法は使用できなくなります。

  • 高可用性システムでミラーデータベースとして動作しているためにデータベースが読み込み専用になっている場合、プライマリデータベースで実行された文の結果はミラーデータベースに反映されます。また、プライマリサーバで収集された動的情報はミラーデータベースに送信され、ミラーデータベースのために収集された情報とともに一時メモリにマージされます。

  • 高可用性システムのミラーデータベースまたは読み込み専用スケールアウトシステムのコピーノードとして動作しているためにデータベースが読み込み専用になっている場合、プライマリデータベースで実行された文の結果は読み込み専用データベースに反映されます。また、プライマリサーバで収集された動的情報は読み込み専用データベースに送信され、読み込み専用データベースのために収集された情報とともに一時メモリにマージされます。