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SAP Sybase SQL Anywhere 16.0 » SQL Anywhere サーバ データベース管理 » データベース設定 » ログインポリシー

 

ユーザアカウントの自動ロック解除

MANAGE ANY USER システム権限を持つすべての管理ユーザがログイン試行に失敗することでデータベースからロックアウトされた場合、データベースの一部またはすべてのサービスがロックダウンすることがあります。

ユーザアカウントは、ログインポリシーで定義された失敗ログインの最大試行回数制限を超過すると、自動的にロックされます。いったんロックされると、そのユーザアカウントは、ユーザに付与された MANAGE ANY USER システム権限により手動でロック解除する必要があります。ただし、MANAGE ANY USER システム権限を持つすべてのユーザが失敗ログインの最大試行回数によってロックアウトされると、データベースの一部またはすべてのサービスがロックダウンする可能性があります。

このシナリオを回避するために、次の 2 つのログインポリシーオプションを利用できます。

  • root_auto_lock_time   MANAGE ANY USER システム権限を持つユーザの自動ロック解除時間を定義します。このオプションを小さい値 (例、15 分) に設定します。この値で数時間の上限が強制されたサーバがあります。このオプションは、ルートログインポリシーでのみ設定できます。

  • auto_unlock_time   他のすべてのユーザの自動ロック解除時間を定義します。auto_unlock_time オプションを UNLIMITED (デフォルト値) に設定する必要があり、このオプションはルートログインポリシーを含む任意のログインポリシーで設定できます。

この値の設定には、MANAGE ANY LOGIN POLICY システム権限が必要です。

ユーザに付与されたパーミッションに基づき、2 つのログインポリシーオプションのいずれかがロック解除の際に検証されます。自動ロック解除は、失敗したログイン試行によってロックされたアカウントにのみ適用され、他の理由によってロックされたアカウントには適用されません。ユーザのロックされたステータスはログイン時に検証され、そのユーザが指定された自動ロック解除時間と同じかこれを超えている場合、そのユーザはログインを許可され、failed_login_attempts カウンタがゼロにリセットされます。

 参照