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Windows Vista 以降での SQL Anywhere

SQL Anywhere ソフトウェアを Windows Vista 以降の Windows で実行する場合は、次の考慮事項が当てはまります。

  • セキュリティ   これらのオペレーティングシステムには、ユーザアカウント制御 (UAC) という新しいセキュリティモデルが採用されています。UAC はデフォルトで有効に設定され、ファイルに書き込み可能とされるプログラムの動作に影響する可能性があります (特に、コンピュータが複数のユーザをサポートしている場合)。ファイルとディレクトリを作成した場所と作成方法によって、あるユーザが作成したファイルを、他のユーザが読み込んだり、書き込むことが許可されなくなる場合があります。SQL Anywhere をデフォルトのディレクトリにインストールした場合は、複数のユーザに読み込み/書き込みアクセスを許可する必要があるファイルおよびディレクトリが適切に設定されます。

  • SQL Anywhere 昇格操作エージェント   UAC がアクティブな状態で実行する場合に、特定のアクションで権限の昇格が必要になります。SQL Anywhere では、次のプログラムで昇格が必要になることがあります。

    • dbdsn.exe
    • dbelevate16.exe
    • dblic.exe
    • dbsvc.exe
    • installULNet.exe
    • mlasinst.exe
    • SetupVSPackage.exe
    • ulcond16.exe

    次の DLL では、登録または登録の解除時に昇格が必要です。

    • dbctrs16.dll
    • dbodbc16.dll
    • dboledb16.dll
    • dboledba16.dll

    UAC がアクティブな場合、SQL Anywhere の昇格操作エージェントに対して昇格を確認するメッセージが表示されることがあります。このメッセージは、識別されたプログラムの実行を継続するかどうかを確認したり (管理者としてログオンしている場合)、管理者のクレデンシャルを提供するように求める (管理者以外でログオンしている場合) ため、ユーザアカウント制御システムによって発行されるものです。

  • 配備に関する考慮事項   プログラム dbelevate16.exe は、昇格された権限が必要な操作を実行するために SQL Anywhere コンポーネントによって内部的に使用されます。この実行プログラムは、SQL Anywhere の配備環境に含まれている必要があります。

  • 署名された SQL Anywhere 実行プログラム   SQL Anywhere 実行プログラムは、iAnywhere Solutions, Inc. によって署名されています。

  • Windows サービス   Windows Vista、Windows 7、Windows 2008 に対応しているサービスは、デスクトップと対話できません。これらのオペレーティングシステムでは、(サービス定義で [デスクトップとの対話をサービスに許可] が有効になっている場合でも) SQL Anywhere サービスはデスクトップと対話しません。SQL Anywhere データベースサーバは、Sybase Central または SQL Anywhere コンソールユーティリティ (dbconsole) からモニタリングできます。

    Sybase Central をこれらのオペレーティングシステムで実行している場合、サービスがデスクトップと対話できるオプションは無効になります。