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実行していないデータベースを起動したときにロードして接続するデータベースファイルを指定します。
{ DatabaseFile | DBF }=filename
ローカルデータベースサーバ
filename この文字列には、起動するデータベースのパスとファイル名を指定します。
ファイル名に拡張子が含まれていない場合、SQL Anywhere は .db 拡張子の付いたファイルを検索します。
ファイルのパスは、データベースサーバの作業ディレクトリの相対パスです。データベースサーバをコマンドプロンプトから起動すると、コマンド実行時の (現在の) ディレクトリが作業ディレクトリになります。データベースサーバをアイコンかショートカットから起動すると、アイコンかショートカットを指定したディレクトリが作業ディレクトリになります。完全なパスとファイル名を指定することをおすすめします。
UNC ファイル名がサポートされています。UNC ファイル名の詳細については、SQL Anywhere データベースサーバの構文を参照してください。
デフォルト設定はありません。
データベースが実行中かどうかわからない場合は、DatabaseFile (DBF) 接続パラメータを使用することで、データベースを起動して接続できます。
DatabaseFile (DBF) と DatabaseName (DBN) の両方の接続パラメータを指定した場合は、指定されたデータベース名を持つ実行中のデータベースに接続しようとします (DatabaseFile 接続パラメータは無視されます)。この試行が失敗した場合は、DatabaseFile 接続パラメータで指定されたパスを使用して自動的にデータベースを起動し、DatabaseName 接続パラメータで指定された名前を割り当てようとします。
DatabaseFile (DBF) 接続パラメータを指定し、DatabaseName (DBN) 接続パラメータを指定しない場合は、指定されたファイルと同じ名前 (パスと拡張子は削除されます) を持つ実行中のデータベースに接続しようとします。この試行が失敗した場合は、DatabaseFile 接続パラメータで指定されたパスを使用して自動的にデータベースを起動しようとします。
-gd サーバオプションで動作を明示的に許可しないかぎり、データベースをネットワークサーバ上で自動的に起動することはできません。
実行中のデータベースサーバが見つからない場合は、デフォルトでパーソナルデータベースサーバが自動的に起動されます。
配備されたアプリケーションでは、実行されていないデータベースファイルを自動的に起動しようとする場合、ServerName (Server) パラメータを使用してデータベースサーバ名を指定することをおすすめします。そうしないと、アプリケーションが別のデータベースサーバに接続する可能性があります。たとえば、データベースサーバから、組み込みアプリケーションの一部となっていてすでに実行されている別のバージョンの SQL Anywhere データベースサーバに接続する可能性があります。
データベースファイルは、データベースサーバと同じコンピュータ上に置いてください。ネットワークドライブにあるデータベースファイルを起動すると、ファイルが破損することがあります。
次の例の DatabaseFile (DBF) 接続パラメータは、サンプルデータベース demo.db をロードして接続します。
"DBF=%SQLANYSAMP16%\demo.db"
次の 2 つの例では、cities.db というデータベースファイルをすでに起動していて、次のように名前を Kitchener に変更したと仮定します。
dbeng16 cities.db -n Kitchener
データベースを正常に起動して接続し、Kitchener という名前を付けるには、次の DBN 接続パラメータ値と DBF 接続パラメータ値を指定します。
DBN=Kitchener;DBF=cities.db
DBF=cities.db と指定すると、Kitchener という名前の実行中のデータベースへの接続が失敗します。
DBF=cities.db
構文